京都大学ラグビー部

京都大学ラグビー部：古豪の歴史と未来

京都大学ラグビー部は、1910年に創部された日本で2番目に古いラグビー部です。旧制第三高等学校時代から続くその歴史は、日本のラグビーの歴史そのものと言えるでしょう。

創部から初期の躍進

1910年、三高生の堀江卯吉らが慶應義塾大学の選手からラグビーを学び、「第三高等学校嶽水会蹴球部」として創部しました。練習は賀茂御祖神社（下鴨神社）の糺の森馬場で行われていたそうです。この創部を記念する石碑「第一蹴の地」が、下鴨神社に建てられています。

1914年には「京大ラグビー倶楽部」が結成され、1922年には京都帝国大学の運動部として正式に「京都帝国大学ラグビー部」が創部されました。1925年には、東京帝国大学ラグビー部の創設者である香山蕃が監督に就任し、チームの強化に尽力しました。

そして、1928年、1929年、1935年には、早稲田大学や明治大学といった強豪を破り、全国制覇を3度も達成しました。

大学選手権と近年の活動

1965年度には、関西第3代表として全国大学ラグビーフットボール選手権大会に初出場を果たしました。しかし、早稲田大学に敗れ、初戦突破はなりませんでした。

1987年度にはBリーグに降格するなど、苦しい時期もありましたが、1997年度には全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会で準優勝を果たし、再び存在感を示しました。

2007年度には、OB会を中心に「京大ラグビーフットボールクラブ」が結成され、宇治グラウンドの天然芝化やクラブハウスの建設など、環境整備が進められました。

輝かしい戦績

東西学生ラグビーフットボール対抗王座決定戦では、1927年、1928年、1934年の3回優勝しています。伝統校としての強さを見せつけました。

大学選手権には過去5回出場していますが、残念ながら勝利を挙げることはできていません。

著名なOBたち

京都大学ラグビー部からは、数多くの著名な選手や関係者が輩出されています。

星名秦（元京都大学ラグビー部監督、元同志社大学教授・同大工学部長・同大学長）
奥村竹之助（日本代表監督）
三島實（元日本代表選手）
足立卓夫（元日本代表選手）
平生三郎（元日本代表選手）
馬場武夫（元日本代表選手）
磯田一郎（元住友銀行頭取・会長）
柴垣復生（元日本代表選手）
市口順亮（元京都大学ラグビー部監督、元新日鐵釜石ラグビー部主将・監督）
野依良治（ノーベル化学賞受賞者）
谷口誠（日本経済新聞記者）
小川拓朗（現役プロラグビー選手）

これらのOBたちは、ラグビー界だけでなく、経済界、学術界など、様々な分野で活躍しています。

未来への展望

京都大学ラグビー部は、長い歴史と伝統を受け継ぎながら、新たな時代に向けて挑戦を続けています。近年は、大学選手権での勝利を目指し、チームの強化に力を入れています。 академи

古豪復活に向けて、京都大学ラグビー部の今後の活躍に期待しましょう。

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