京都大学応援団は、クラブ・サークルの応援や学内行事の主催など、
京都大学の学生生活を盛り上げることを目的とした課外活動団体です。
1963年に体育会を脱退しましたが、
2007年に復帰し、現在は関西国公立
大学応援団連絡協議会に所属しています。
構成
応援団は、以下の三つの部で構成されています。
リーダー部
ブラスバンド部
チアリーダー部
各部がそれぞれの専門性を活かし、応援活動やイベントを盛り上げています。
沿革
起源
1956年6月12日、
京都大学吉田グラウンドで行われた硬式野球の対東京
大学定期戦で、学生が自発的に応援を始めたのが起源です。この時、応援を指揮した学生が初代団長となり、
京都大学応援団が組織されました。
翌年には、対東京
大学定期戦の応援のために200人を集め、国鉄の列車を借り切って東京
大学のグラウンドで応援を行ったという記録が残っています。また、関西六
大学野球連盟に加盟していた国立
大学である
京都大学と神戸
大学の中で、最初に組織された
応援団としても知られています。
年表
1956年6月12日:硬式野球対東大戦にて「創団」
1956年11月18日:
大学当局より正式に認可
1957年:吹奏楽部創設(現在の
ブラスバンド部とは直接的な繋がりはない)
1958年:
機関紙「団誌」第1号発行
1958年:第一応援歌「新生の息吹」制定
1959年:第二応援歌「花の香薫りぬ」制定
1960年:第1回11月祭前夜祭を西部講堂前にて開催
1961年:初代大団旗制定
1961年:第三応援歌「ダークブルー海の碧」制定
1962年:硬式野球関西六
大学野球連盟が他三連盟と合併。京大が
京滋大学野球連盟に降格し、「京神戦」が一時途絶える。
1963年:第4回11月祭前夜祭を初めて吉田グラウンドで開催
1963年:体育会より脱退
1965年:バトントワイアリング部創設(後にチアガール部、
チアリーダー部へと改称)
1970年:
ブラスバンド部が団から分離独立し、
京都大学吹奏楽団となる
1971年:硬式野球京神戦を定期戦として復活
1976年:新歓誌「新生の息吹」第1号発行
1981年:団内に
ブラスバンド部を再創設
1988年:団室が火災により全焼
1991年:創団35周年を記念し、新応援歌「ひとつの魂」を制定
1997年:
チアリーダー部からチアリーディングサークルTREVISが分離独立(2015年に休部)
2005年:関西四私立
大学応援団連盟発足30周年記念として四雄の宴友情出演
2007年:44年ぶりに体育会に復帰
近年の活動
体育会所属クラブの応援を積極的に行っています。以下は、近年応援を行っている主なクラブと大会です。
アイスホッケー部:関西学生アイスホッケーリーグ戦
アメリカンフットボール部:関西学生大会、関西学生リーグ戦、対東大定期戦
硬式野球部:
関西学生野球連盟春季・秋季リーグ戦、対東大定期戦、対神戸
大学定期戦(京神戦)
自転車競技部:全日本学生選手権クリテリウム大会
準硬式野球部:京滋六
大学準硬式野球連盟春季・秋季リーグ戦、七大戦
水泳部:関西学生水球春季戦
スキー競技部:国立十
大学スキー選手権
相撲部:西日本学生相撲選手権大会
ソフトボール部:関西学生ソフトボール春季・秋季リーグ戦
男子バスケットボール部:
関西学生バスケットボール連盟春季・秋季リーグ戦
男子バレーボール部:関西
大学バレーボール連盟春季・秋季リーグ戦
女子バレーボール部:関西
大学バレーボール連盟春季・秋季リーグ戦
ハンドボール部:関西学生ハンドボール連盟春季・秋季リーグ戦
フィールドホッケー部:関西学生ホッケー連盟春季・秋季リーグ戦、七大戦
ボート部:朝日レガッタ、対東大定期戦
男子ラクロス部:関西学生ラクロスプライドトーナメント、関西学生ラクロスリーグ戦、全日本選手権、七大戦
女子ラクロス部:関西学生ラクロスリーグ戦、七大戦
主催・参加行事
紅萠祭:
応援団・体育会共催の新入生歓迎イベント
硬式野球京神戦:神戸
大学応援団総部と合同で応援合戦「京神戦前夜祭」を開催
オープンキャンパス:オープニングで演舞を披露
11月祭前夜祭:
応援団が主催する年間最大の行事。ステージでの演舞演奏や模擬店、教員酒場などで盛り上がる
ホームカミングデイ:司会や応援歌披露などを行う
団旗
以下の3本の団旗を所有しています。いずれも京大のスクールカラーである濃青地に白抜きで意匠・文字があしらわれています。
第一団旗:十字(
京都大学体育会のシンボル)
第二団旗:
篆書体の「
大学」
第三団旗:京大の校章
1958年以来、年に一度
機関紙「団誌」を発行しています。
出身者
山元峯生(
全日本空輸株式会社元社長)
小川富太郎(
住友ベークライト株式会社社長)
関連団体
いぶき会(
京都大学応援団OB・OG会)
公式サイト
京都大学応援団