京都府道801号京都八幡木津自転車道線

京都府道801号京都八幡木津自転車道線

京都府道801号、通称京奈和自転車道は、京都市西京区の嵐山上河原町を起点にし、木津川市の木津までを結ぶ全長約45キロメートルの自転車専用道です。この路線は、主に桂川と木津川沿いに設けられており、幅員は約3メートルです。

自転車道の終点は国道24号の泉大橋南側に位置し、さらに手前には木津門樋があります。ここからは、山松川や鹿川方面に向かう経路もあるため、奈良県道280号や和歌山県道803号と接続する機能も備えています。これにより、嵐山から和歌山港に至る京奈和自転車道の一部としての役割を果たしています。

路線管理と整備状況

この自転車道の一部は京都市が管理しており、主に「桂川サイクリングロード」という名称で親しまれています。一方、木津川沿いの区間は京都府が管理しており、こちらは「木津川サイクリングロード」と呼ばれていますが、整備完了時に設置された案内看板ではこの名称は使用されていないため、地域によって認識に差があることがあります。

1983年（昭和58年）には京都市から八幡市境までの約18キロメートルが整備完了し、1987年（昭和62年）には京都市八幡市境から木津川市木津までの約27キロメートルが整備されました。これにより、全長45キロメートルの自転車道が利用可能となっています。

経由地と接続道路

この路線は、京都市内を通過しつつ、八幡市や京田辺市を経由して相楽郡精華町にも足を運びます。沿線には多くの学校や公園、地域団体の施設が存在し、地域社会とのつながりを深める重要な役割を担っています。

接続する道路としては、国道9号や様々な府道があり、地域交通の利便性を向上させています。具体的には、京都府道134号や国道171号など多数の道路と接続し、利用者に対して多様な移動手段を提供しています。

沿線の魅力

沿線には観光名所や自然豊かなスポットも点在しています。例えば、阪急電鉄の松尾大社駅があり、観光客にとっても利便性が高いエリアです。さらに、京都市立の学校や運動公園などもあり、地域の人々がアクティブに生活を楽しむ場所が豊富です。また、江戸時代から続く歴史を感じられる場所もあり、地域の文化を体験することができます。

自転車道を走行することで、京都の自然や文化、歴史を肌で感じられるため、多くのサイクリストにとって魅力的なルートとなっています。観光と運動を兼ね備えたこの自転車道は、今後も多くの人々に利用されていくでしょう。

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