京都産業大学硬式野球部

京都産業大学硬式野球部の紹介

京都産業大学硬式野球部（英: Kyoto Sangyo University Baseball Club）は、関西六大学野球連盟に加盟する大学野球チームで、大学の学生たちによって構成されています。1965年の設立とともに創設されたこの野球部は、数十年にわたる歴史があります。

創部からの道のり

1965年、京都産業大学の開校と同時に野球部も誕生しました。当初はキャンパスの片隅での練習を余儀なくされましたが、教室棟の建設に伴い練習場所を宇治黄檗球場、北区原谷グラウンド、東山高校山科グラウンドなどに移転することとなりました。このような逆境の中でも、チームは次第に成長を遂げていきます。

1966年秋に京滋大学野球連盟の2部リーグに参入し、翌1967年春には初出場ながら初優勝を達成しました。これにより入替戦を経て、京滋大学1部リーグに昇格しました。しかし、そこからは厳しい戦いが続きます。1974年には旧関西六大学リーグに初昇格するも、また再降格を経験しました。

複雑な歴史と成長

1981年には再び旧関六に昇格。その後、1985年に関西六大学秋季リーグで初優勝を果たしましたが、その後の関西地区代表決定戦に敗れ、明治神宮野球大会には出場できませんでした。1990年には再度の優勝を達成し、その後全日本大学野球選手権大会への初出場を果たしますが、2回戦で敗北しています。

1990年代後半から2000年代前半にかけては、強豪チームが多く存在し、京産も苦しい時期を過ごしましたが、2002年秋にはリーグ戦で優勝し、続く2003年春には連覇を達成しました。しかし、神宮大会には出場できず、悔しい思いを繰り返すこととなります。

2004年と2005年には再びリーグ連覇を果たしつつ、選手たちの活躍が光る一方で、他校の隆盛にも影響を受け続ける微妙な立場にあったのです。

最近の活躍

2012年には再びリーグ戦での連覇を達成し、学生たちの成長を見せつけましたが、全国大会にはついに出場することはできませんでした。近年の京産は、特に2014年に神宮大会への初出場を果たすなど、新たな歴史を描いていますが、勝ち進む壁に苦しんでいます。

本拠地と地元の応援

本拠地は京都市北区上賀茂神山に位置しており、地域の人々とのつながりを大切にしながら、今後のさらなる成長を目指しています。これまでのリーグ優勝回数は12回に達し、全日本大学野球選手権大会には5回、明治神宮野球大会には1回の出場歴があります。

主な出身選手

野球部からは多くのプロ選手が輩出されており、阪急ブレーブスの小林晋哉選手や中日ドラゴンズの寺西秀人選手などがその中に含まれています。これらの選手たちは、京産の名を広め、次世代の選手たちに夢を与え続けています。

京都産業大学硬式野球部は、長い歴史と共に華やかな実績を持ちながら、これからもさらなる躍進を誓い、次世代の選手たちを育成し続けています。

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