京都第二赤十字病院

京都第二赤十字病院の概要と歴史

京都第二赤十字病院は、京都市上京区にある重要な医療機関で、日本赤十字社の一部として運営されています。この病院は、地域住民のために多様な診療科を提供し、特に救急医療に注力しています。当地域では、「府庁前日赤」とも呼ばれることがあります。

沿革

その起源は1912年に遡り、日本赤十字社京都支部による常設救護所が開設されました。続いて1926年に療院と改称し、25床の病床を有しました。地域の要望に応じて、病院の存在は継続され、その後1943年に「京都第二赤十字病院」として名称が変更されました。1943年には新たに木造の建物が完成し、病床数は100床へと増加。

1942年から1960年代にかけて、病床数は210床、さらに564床、680床と増加し、1978年には救命救急センターが開設されるなど、医療体制の拡充が図られました。

2004年には新棟の建設が完了し、平成18年には地域医療支援病院としての承認を受けました。さらに、2024年には京都府で初めて高度救命救急センターとしての認定も受ける予定です。

診療科目

当病院は多岐にわたる診療科を設けており、内科、外科、脳神経外科、リハビリテーション科などを含め、総計24の診療科が存在します。特に呼吸器内科、循環器内科、整形外科、救急科は重要な役割を果たしています。

加えて、化学療法・緩和ケア部門や人間ドックなど、患者ニーズに応じた専門的な医療を提供しています。

高度救命救急センター

京都第二赤十字病院の高度救命救急センターは、年間約27,000人の重症患者を受け入れる重要な施設で、救急車による搬送件数は年間7,500件に上ります。ここでは、多発外傷や急性薬物中毒、脳血管障害など、さまざまな重篤なケースに対応しています。救急患者の迅速な治療を実現するため、最新の設備が整えられています。

設備と院内施設

高度救命救急センターは、A棟に集約されており、1階にはショックルームや外来診察室が配置されています。また、3階には中央手術室、4階には集中治療室が設置されています。患者のニーズに応じた多彩な院内施設も完備されており、コンビニやカフェ、ATMも利用可能です。

交通アクセス

病院へのアクセスは便利で、京都市営地下鉄烏丸線の丸太町駅から徒歩約5分、また京都市バスでもアクセス可能です。交通の利便性が高く、患者やその家族にとって通院しやすい環境が整っています。

おわりに

京都第二赤十字病院は、地域の医療ニーズに応えるべく、日々医療サービスの向上に努めています。救急医療に特化した機能をはじめ、包括的な医療提供を通じて地域社会に貢献し続ける病院です。

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