人気アニメ大行進

人気アニメ大行進

『人気アニメ大行進』は、1980年4月から7月にかけてテレビ朝日系列で放送されたバラエティ番組で、懐かしのアニメ作品を中心に展開されていました。当初は毎週火曜日の19時から20時に放送され、全15回のエピソードが制作されました。この番組は、視聴者に愛されるアニメの数々を振り返る内容で、多くのファンから親しまれました。

概要

この番組の特徴は、過去のテレビアニメを回顧する形式で、毎回特定の作品を取り上げ、そのダイジェストを楽しむというものでした。進行役は山崎唯で、彼に引き込まれる形で進行されるのが印象的でした。主にNET時代のテレビアニメや東映アニメーションによる作品が多く採用されており、名古屋テレビおよび日本サンライズ製作の『機動戦士ガンダム』のような作品も取り上げられていました。オープニングには『超電磁マシーン ボルテスV|超電磁マシーン_ボルテスV』の音楽が使われ、視聴者の心を惹きつけました。

特に1980年7月1日の放送では第11回にして一度最終回を迎えたかのような形をとりましたが、その後も新たに続編が放送される形となり、最終回マークは付きませんでした。放送期間中に子供たちやアニメファンを魅了してきたこの番組は、その独自性が高く評価されています。

出演者

主な出演者には、進行する山崎唯の他、久里千春、山崎リナ、永井一郎などが名を連ねています。また、アニメ制作プロセスをナレーション形式で伝える増山江威子もこの番組に参加しており、番組の内容をより引き立てる役割を果たしていました。特に、アニメモグラというキャラクターが番組のマスコットとして設定され、観客との笑いを誘う存在として機能しました。

コーナー形式

メインコーナー

番組の中心となるコーナーでは、弁士がアニメの関連事柄を紹介し、その後にダイジェスト映像を流しました。放送中には、取り上げたアニメについてのディスカッションが行われ、視聴者に情報を提供する役割も果たしました。

アニメが出来るまで（第11回まで）

このコーナーでは、具体的なアニメ制作工程を紹介し、視聴者にアニメ制作の裏側を知ってもらうことが目的でした。特に『魔法少女ララベル』の制作過程が詳しく扱われていました。

なつかしの名場面コーナー

放送の後半に行われていたこのコーナーでは、あまり知られていないアニメ作品の名シーンが3分程度で流されました。多くの作品がモノクロ映像であり、視聴者に新しい発見を与えていました。

視聴者プレゼントのコーナー（第11回まで）

視聴者へのプレゼント企画もあり、アニメに関連する商品が視聴者に渡されることがありました。このコーナーも人気で、視聴者参加型のテレビ番組としての要素を強めていました。

放送局

『人気アニメ大行進』は、日本のテレビ朝日系列局で放送され、多くのアニメファンや視聴者から楽しまれていました。番組終了後も、その存続を望む声が多く、アニメへの情熱を再確認させるきっかけともなったことでしょう。

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