久里千春

久里千春のプロフィールとキャリア

久里千春（くり ちはる）は、1938年7月29日に東京都墨田区で生まれた日本の歌手および女優です。彼女の本名は山崎慈子で、姓は栗原です。実弟には「トリオ・ザ・パンチ」のメンバー、久里みのるがいます。彼女は現在、イーグル・ベイに所属しています。

学歴と初期のキャリア

久里千春は共立女子高等学校を卒業後、オペラ歌手を目指して藤原義江が主宰する藤原歌劇団の研究生として活動を開始しました。高校を卒業した1958年、20歳で女優デビューを果たし、日本テレビのCMガールとして初めて姿を見せました。これが彼女のキャリアのスタートであり、以降、映画やテレビドラマ、ミュージカルなど、幅広いジャンルで活躍することとなりました。

主な出演作品

彼女は多くの映画やテレビドラマに出演しています。代表的な映画には、1963年の『憂愁平野』や1964年の『河内ぞろ 喧嘩軍鶏』、1975年の『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』があり、これらの作品での彼女の演技は印象深いものでした。また、アニメーション映画にも声優として参加し、1963年の『わんぱく王子の大蛇退治』や1968年の『アンデルセン物語』などで声を担当しました。

テレビドラマでは、1958年放送の『月光仮面』から始まり、多数のシリーズに出演。特に1979年から1985年まで放送された『あばれはっちゃく』シリーズでは、桜間和子役として多くのファンに親しまれました。

音楽活動

久里千春は歌唱力にも定評があり、1980年の『あばれはっちゃく』第54話などでは、実際に歌に挑戦し、そのスキルを示しました。彼女が歌った楽曲には岸洋子の「希望」や「サンタルチア」、さらにはドラマ内でのソロパートも含まれています。1990年に夫を失った後は、歌手としての活動を再開し、テレビ番組のコメンテーターとしても多活躍しています。

テレビ番組とラジオ

久里千春はテレビからラジオにかけても幅広く活動しています。テレビでは、1970年4月から9月まで『ファミリースタジオ230』の司会を務め、また、1967年から1973年までは『天才クイズ』の初代司会者としても知られています。夫の山崎唯と共に司会を担当した番組もあり、夫婦としても多くの人々に親しまれていました。ラジオにおいても、一般大衆に親しまれた番組を数多く持ち、今も愛される存在となっています。

近年の活動

久里千春は、最近ではシングル『開運・福の神』を2001年にリリースしており、彼女の音楽活動は継続中です。その独自の魅力と幅広いキャリアは、多くの人々にインスピレーションを与え続けています。

これからも彼女の活動がどう展開されていくのか、多くのファンが注目しています。

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