映画『人間標的』解説
『人間標的』は、
1971年9月15日に
松竹が配給したサスペンス映画です。監督は
井上梅次、主演は
若林豪と
山﨑努が務めました。原作は
藤原審爾の『新宿警察 復讐の論理より』で、新宿を舞台に繰り広げられる刑事ドラマが展開されます。
あらすじ
新宿を管轄する警察署の根来刑事(
若林豪)は、ある事件を追う中で、山部(
山﨑努)という男に出会います。山部は過去に辛い経験をしており、復讐に燃えていました。根来は山部の復讐を阻止しようと奔走しますが、事件は予想外の方向へと進んでいきます。
キャスト
根来刑事:若林豪
山部:
山﨑努
さく子:香山美子
斗志子:
尾崎奈々
村山刑事:目黒祐樹
アケミ:中川加奈
署長:神田隆
徳田刑事:中田昇
戸川刑事:巽仙太郎
宮田刑事:
堀部隆一
沢野刑事:岡本忠行
藤林刑事:今井健太郎
めし屋の女:佐々木梨里
妹尾:
高木均
司会:柳沢真一
牧:
今井健二
おかつ:太地喜和子
仙田部長刑事:
安部徹
スタッフ
監督:井上梅次
脚色:
井上梅次
原作:藤原審爾
製作:上村力
音楽:いずみたく
撮影:小杉正雄
編集:太田和夫
映画の特徴
本作は、新宿の街を舞台に、刑事と復讐に燃える男のドラマを描いた作品です。若林豪と山﨑努の演技、井上梅次監督の演出、いずみたくの音楽などが評価されています。サスペンス要素に加えて、人間の内面を描いたドラマとしても見ごたえがあります。
また、当時の新宿の風景や風俗が描かれており、昭和の雰囲気を味わえる作品としても魅力があります。
併映作品
『人間標的』と同時上映されたのは、舛田利雄監督の『さらば掟』でした。
外部リンク
人間標的 - 松竹