若林豪

若林 豪（わかばやし ごう）

若林豪は、日本の俳優として1965年にデビューし、以来多くの映画やテレビドラマ、舞台で活躍してきました。1939年9月5日、長崎県長崎市茂木町に生まれ、身長は177cm、血液型はA型です。彼は海星高等学校を経て、専修大学経済学部に在籍しましたが中退。その後、劇団新国劇に入団し、俳優としての道を歩み始めました。

若林は自身がデビューするにあたり、演劇を通じて学びと経験を深めました。彼の芸名は、劇作家の榎本滋民が「若くて猛々しい」というイメージを基に名付けたものです。若林は特に三島由紀夫の『近代能楽集』に感銘を受けており、そこから「若林」という名を取っています。1968年にはTBS時代劇『顎十郎捕物帳』の主役に抜擢され、全国的に知名度を上げることとなりました。

1971年には映画『暁の挑戦』で映画デビューを果たし、映画『人間標的』では初主演を務めました。1970年にはドラマ『ゴールドアイ』にもレギュラー出演し、その後も多くの作品に登場します。特に1977年からの『Gメン'75』シリーズへの出演は、彼のキャリアにとってターニングポイントとなりました。彼はこのシリーズにおいて、警察官としての強いキャラクターを演じ、その存在感を強く印象付けました。

若林は映画やテレビドラマに多く出演し、特に大河ドラマでは『徳川家康』や『独眼竜政宗』などでも真田幸村役を演じています。彼の演技は、常に観客に深い感動を与え、多くのファンに支持されています。さらに、1989年からは山村美紗原作のサスペンスドラマ『赤い霊柩車』シリーズで狩矢警部を演じ、2023年のファイナルまで続けることとなります。

また、若林はテレビショッピング番組の司会者としても活動し、2006年には舞台『同期の桜－君にめぐり逢いたい－』で主演を務めました。しかし、2008年に慢性硬膜下血腫の手術を受け、その後しばらくの間は活動を休止していましたが、術後のリハビリを経て仕事に復帰しました。彼のさらなる実績として、2009年にはNHK大河ドラマ『天地人』にも出演しています。

若林の仕事への情熱は変わらず、彼は現在も活躍を続けています。家族についても言及すると、彼の妻は司葉子のいとこであり、三男の若林久弥も俳優として名を馳せています。若林豪はその独自のキャラクターを持ち続け、様々な役柄を通じて日本のエンターテインメント界に多大な貢献をしている偉大な俳優です。

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