今井礼夢

今井 礼夢（いまい らいむ）

今井礼夢は、2004年10月18日生まれ、東京都渋谷区出身の日本のプロレスラーで、現在はプロレス団体「HEAT-UP」に所属しています。プロレス界の若いホープとして注目を集めている彼は、特にこれまでの経歴が彼の魅力を高めています。彼の母は元SPEEDのメンバーであり、自民党の参議院議員でもある今井絵理子（元内閣府大臣政務官）で、父は人気バンド175Rのボーカリスト、SHOGOです。また、異母妹が2人いるという背景も特筆すべき点です。

人物紹介

今井は先天性難聴を抱えて生まれ、特に高度な感音性難聴を持っています。しかし、このハンディキャップを彼の意志や夢を追い求める姿勢の阻害要因とはせず、むしろそれをバネに成長を続けています。彼自身が自身の障害を意識しつつも、プロレスという舞台で自らの力を表現することに情熱を傾けています。こうした姿勢がファンを魅了し、彼の格闘スタイルにも影響を与えているといえるでしょう。

来歴

2020年3月、東京都立立川ろう学校を卒業した今井は、高校には進学せず、プロレスデビューを目指すことを決意しました。その後、プロレスリングHEAT-UPに入門します。2020年10月30日、ヒートアップ道場にて厳しいプロテストを受け、縄跳び5分、スクワット500回、腕立て50回×3セット、腹筋50回×3セット、背筋50回×3セットをクリアし、プロレスラーとしての資格を得ました。12月7日にはプロレスリングHEAT-UPの新百合トゥエンティワンホール大会でプロデビューを果たしますが、その試合ではTAMURA選手に敗れました。

2021年4月16日には後楽園ホールで行われたDRADITION 2021に出場し、三州ツバ吉選手とタッグを組んで34歳差のチャレンジを果たしました。8月9日には新百合21ホールにて行われた新百合ケ丘大会の4対4イリミネーションマッチで初勝利を上げます。この勝利は彼にとって大きな自信となり、その後の試合にも良い影響を与えました。

同年9月17日、将来のWWE参戦を目指す彼は、WWEに所属経験のあるヨシタツ選手に挑戦します。勝利すればヨシタツ率いる「ヨシタツ・キングダム」への加入を望んでいましたが、残念ながら敗北。しかし、その後の再戦において素養を認められ、ヨシタツ・キングダムに正式に加入し、全日本プロレスのリングに上がる機会も増えていきました。

得意技とスタイル

今井の得意技にはエルボーバットやスーパーキックがあり、これらの技を駆使して試合に挑みます。彼のパフォーマンスは、技術とフィジカルの双方をうまく融合させた魅力的なものとなっていて、観客を惹きつける要因となっています。

入場曲には「体の芯からまだ燃えているんだ」を選曲しており、これは彼の情熱と闘志を表現する重要な要素です。

最後に

今井礼夢は、若干の年齢にもかかわらず、障害を乗り越え、プロレス界での道を切り開こうと日々努力を続けています。その姿勢は多くのファンに勇気を与えており、今後の成長が非常に楽しみな選手といえるでしょう。彼の進展を見守り、応援することは、プロレスの未来を応援することでもあります。

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