今夜もシャララ ぽっぷるfeeling

『今夜もシャララ ぽっぷるfeeling』について

『今夜もシャララ ぽっぷるfeeling』は、1982年10月から1984年3月までの間、CBCラジオで平日深夜に放送されていた、特に若者をターゲットにした人気ラジオ番組です。この番組は、前作『星空ワイド 今夜もシャララ』の後を受け、リフレッシュされた形でスタートしました。

番組の背景とスタイル

この新しい番組では、それまでのパーソナリティのトークとキャラクターを重視するスタイルから一変し、名古屋地域に住む女子大学生たちを「ぽっぷる小町」と呼び、ディスクジョッキーとして起用しました。これは、当時の文化放送による『ミスDJリクエストパレード』の影響を受けており、女子大生ブームを背景にした企画ということもできます。

新鮮で親しみやすい雰囲気が漂うこの番組は、多くのリスナーに愛されることとなりました。特に、リスナーとのインタラクションを大切にし、身近に感じられるコンテンツ作りが行われていたのが大きな特徴でした。

放送時間とパーソナリティ

『今夜もシャララ ぽっぷるfeeling』は、月曜日から金曜日の23:40から24:30までのスケジュールで放送されていましたが、1983年5月からは終了時間が24:40に変更されました。この時間帯は、夜遅くにリラックスして聴いてもらえるような温かい雰囲気が求められました。

パーソナリティには、当初から多彩なメンバーが参加していました。平松圭子、松のちよみ、竹村章美など、様々な背景を持つ女子大生たちが、リスナーに最新の曲やトピックスを提供しながら、自身の個性を発揮していました。特に竹村章美は、週ごとに異なる曜日を担当し、様々な魅力を引き出しました。

また、宮崎恵美子や加藤寿美、田中里佳など、のちに様々なメディアで活躍することとなるパーソナリティも名を連ねていました。田中里佳は、後に名古屋市議会議員となり地域の政治にも関与し、リスナーとのつながりを深めました。

コーナーも多岐にわたり、音楽だけでなく、リスナー参加型の企画やトークセッションなども展開され、リスナーと積極的にコミュニケーションを図る姿勢がありました。

番組の遺産

1984年の放送終了後、この番組の時間帯は『小堀勝啓のわ!Wide とにかく今夜がパラダイス』に引き継がれました。『今夜もシャララ ぽっぷるfeeling』でパーソナリティを務めていた田中里佳や石倉倫子などは、同番組にレギュラー出演し、リスナーにとっては親しみのある存在となりました。

このように、『今夜もシャララ ぽっぷるfeeling』は、名古屋の若者文化を象徴するラジオ番組として、多くの人々の心に残る存在となったのです。

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