今成正和

今成正和（いまなりまさかず）のプロフィール

基本情報

今成正和（いまなりまさかず）は、1976年2月10日生まれの日本の男性総合格闘家です。神奈川県秦野市出身で、今成柔術の創始者です。彼は初代及び第6代DEEPフェザー級王者であり、Cage Rageの世界フェザー級王者でもあります。DEEPのバンタム級では初代王者に輝き、さらに2階級制覇を達成した選手です。また、テレビ番組「水曜日のダウンタウン」では足ツボトーナメントの優勝経験も持っています。

来歴の概要

今成は20歳の時に「UFO」道場に入門し、そこでキックボクシングの藤原道場と出会います。1999年には入江秀忠と共にキングダムエルガイツに参加し、2001年にはその初代ミドル級王座を獲得しました。2002年にキングダムエルガイツを離れ、ZSTに参戦し、矢野卓見や所英男と共に「ZST四兄弟」として名を馳せます。

初めてDEEPに出場したのは2003年で、三島☆ド根性ノ助にTKO負けを喫しましたが、その後も精力的に試合を重ね、2005年には初代DEEPフェザー級王座を獲得します。その後も数々のタイトルマッチに臨み、特にDEEPのバンタム級部門での成功が際立っています。彼のキャリアは、印象的な勝利だけでなく、厳しい敗北も経験しており、特にPRIDEでの戦績には波があります。

技術とスタイル

今成は足関節技、特にヒールホールドを得意としており、そのため「足関十段」という異名を持っています。彼のファイトスタイルは独特で、トリッキーな動きを用いながら、相手の足に絡みつく独特の技術を駆使します。このスタイルは世界中で「イマナリ・ロール（Imanari Roll）」として知られるようになりました。彼の試合ではしばしば自ら滑り込むような動きが見られ、それが彼の強さの一因となっています。

私生活

人柄としては、ひょうきんな性格が知られており、取材写真ではしばしば卑猥なフィグ・サインを作っている姿が見られます。結婚しており、子供もいる私生活についてもファンに親しまれています。2009年には披露宴を行ったことが特に話題となりました。

戦績と獲得タイトル

彼の試合成績は非常に多岐にわたり、アマチュア、プロを通じて数々のタイトルを獲得しています。アマチュア時代には全日本コンバットレスリング選手権で準優勝を果たし、プロとしては初代キングダムミドル級王座やDEEPフェザー級王座、Cage Rage世界フェザー級王座を獲得するなど、その実績は数え切れません。

近年の活動

最近の活動としては、RIZINでの試合出場が挙げられます。2021年にはバンタム級JAPANグランプリに参加し、数試合をこなしています。2024年には急遽代役として出場した試合で、相手を逆転し一本勝ちを果たす活躍を見せました。このように、彼は今もなお総合格闘技シーンでの存在感を放っています。

今成正和の多面的な才能と技量は、今後の展開にも期待が寄せられ、ファンからの支持を受け続けています。

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