今枝敬雄

今枝敬雄の生涯と政治経歴

基本情報

日本の政治家、今枝敬雄（いまえだ のりお）は、1924年8月18日に生まれ、2012年3月21日に亡くなりました。彼は愛知県議会議員を4期、衆議院議員を3期つとめた政治家であり、自民党に所属していました。

学歴と初期の経歴

今枝は陸軍航空学校の操縦科を卒業した後、1959年の愛知県議会議員選挙に無所属で立候補しましたが、惜しくも当選を逃しました。翌1963年の選挙に自民党公認で臨むも同様の結果に終わりました。しかし、1967年にはついに愛知県議会議員に初当選を果たし、1987年までの4期にわたってその地位を維持しました。

衆議院議員としての活動

1979年4月、今枝は4期目の選挙に勝利し、衆議院選挙に挑戦する機会を迎えましたが、旧愛知1区から立候補した際、前任の議員との票の争いの中で落選しました。1980年の第36回総選挙では初当選を果たし、1983年の選挙で落選したものの、1986年には再度当選を果たします。この間、彼は自民党県連会長の江﨑真澄の信任を受け、党内では重要な役割を担っていました。

政治的派閥とその活動

1987年には経世会が結成され、今枝は竹下派に参加しました。この時期、彼は自民党内での権力闘争の中でも存在感を示すことになり、次第にその地位を固めていきました。彼の派閥としては、旧田中派、旧竹下派、旧橋本派が挙げられます。

選挙戦の波乱

彼の選挙戦は必ずしも順風満帆ではありませんでした。1983年には落選し、1990年の第39回総選挙では連続当選を果たすものの、他の自民党候補者との票の分配が影を落としました。1993年の第40回総選挙では、新党から立候補した河村たかしの影響で再び困難な状況に直面しました。1996年の第41回総選挙では、またしても河村に敗北を喫し、惜敗率64.3%ながらも比例復活は果たせませんでした。

晩年と栄典

彼の晩年は決して楽なものではありませんでしたが、1997年には勲二等瑞宝章を受け、彼の政治活動が評価されたことが示されています。また、死去した2012年には従四位に叙されました。彼は87歳という長い人生を全うしましたが、晩年には肺炎のためにその命を落としました。

まとめ

今枝敬雄は愛知県を中心にその政治的キャリアを築いた政治家であり、自由民主党の一員として多くの選挙戦を戦いました。たとえ困難に直面しても、彼の政治家としての使命感は変わらなかったと言えます。彼の活動と影響は、愛知県の政治に大きな影響を与えました。

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