仙台市市民文化事業団

公益財団法人仙台市市民文化事業団は、宮城県仙台市に所在する公益財団法人です。1986年10月1日に仙台市が全額出資して設立されました。仙台市青年文化センター内に事務所を構え、理事長は大越裕光氏が務めています。

事業団は、仙台市内の様々な文化施設の管理・運営を担っています。具体的には、仙台市青年文化センター、仙台市泉文化創造センター、せんだいメディアテーク、仙台市歴史民俗資料館、せんだい演劇工房10-BOX、仙台文学館、地底の森ミュージアム、仙台市縄文の森広場、せんだい3.11メモリアル交流館など、多岐にわたる施設を運営しています。

これらの施設では、コンサート、演劇、展示会、ワークショップなど、年間を通して多彩なイベントが開催され、市民の文化活動の拠点として重要な役割を果たしています。また、地域文化の振興や国際交流の推進にも力を入れており、仙台の文化的な魅力を高めることに貢献しています。

事業団は、施設の管理・運営だけでなく、独自の文化事業の企画・制作・実施も行っています。過去にはアジア音楽祭'90（1990年）や同'92（1992年）の開催、第2回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール（1995年）の運営などを手がけました。現在も仙台国際音楽コンクール、仙台クラシックフェスティバル、せんだい短編戯曲賞などの事業を継続的に実施しています。

これらの事業は、国内外のアーティストや文化関係者との交流を促進し、仙台の文化的なプレゼンスを高める上で重要な役割を果たしています。また、若手アーティストの育成や地域文化の活性化にも貢献しています。

事業団は、設立以来、仙台市の文化振興に大きく貢献してきました。1992年には（財）仙台市泉文化振興事業協会と統合、2004年には（財）仙台市歴史文化事業団と統合するなど、組織の再編も経て、より幅広い分野での文化事業を展開しています。2001年にはエル・パーク仙台の管理・運営を（財）せんだい男女共同参画財団に引き継ぎ、2007年にはせんだいメディアテークの管理・運営を（財）仙台ひと・まち交流財団から引き継ぎました。2012年には公益財団法人に移行し、更なる発展を目指しています。

関連団体として、仙台市の音楽イベントなどが挙げられます。

事業団の活動は、仙台市民の生活に深く根ざしており、文化的な豊かさをもたらす上で欠かせない存在となっています。公式サイトでは、イベント情報や施設案内など、様々な情報が提供されています。

仙台市市民文化事業団公式サイト

もう一度検索