仙台クラシックフェスティバル

仙台クラシックフェスティバル

仙台クラシックフェスティバル（通称：せんくら）は、2006年から宮城県仙台市で毎年秋に開催されているクラシック音楽を中心とした音楽祭です。仙台クラシックフェスティバル実行委員会が主催し、正式名称は「第n回仙台クラシックフェスティバルxxxx」です。

概要

この音楽祭は、仙台市地下鉄南北線沿線の4ヶ所10会場を舞台に、3日間にわたって繰り広げられます。100を超えるコンサートが午前から夜まで開催され、1公演あたり45分という聴きやすい時間設定が特徴です。

「3歳以上入場可」「0歳児入場可」といった年齢制限の緩和や、「演奏家によるトーク付き」「どこかで聴いたメロディ」といった多様なプログラムにより、幅広い層が楽しめる工夫が凝らされています。地下鉄で会場を移動しながら、複数のコンサートをはしごする人も少なくありません。

さらに、地下鉄駅構内などでは無料コンサートも開催され、地域に開かれたイベントとして、多くの市民に親しまれています。

プレイベント

過去には、フルキャストスタジアム宮城（現：楽天モバイルパーク宮城）の外周スペースで、試合前にクラシック音楽の演奏が行われました。2006年と2007年には「楽都フルスタMIYAGI」という名称で3日間開催されました。2008年には、クリネックススタジアム宮城（現：楽天モバイルパーク宮城）で「音楽大陸」と題した無料プレイベントが2日間、地下鉄駅コンサートが2日間、ドコモロビーコンサートが1回、有料プレイベントが1回実施されました。

会場

ホール会場（有料・無料）

イズミティ21（泉中央駅）：大ホール、小ホール、展示室（最終日のみ）
仙台市青年文化センター（旭ヶ丘駅）：コンサートホール、シアターホール、交流ホール、パフォーマンス広場（主会場）
せんだいメディアテーク（勾当台公園駅）：オープンスクエア
たいはっくる（長町駅）：楽楽楽ホール、展示ホール

街角会場（無料）

せんくら地下鉄駅コンサート：地下鉄仙台駅、勾当台公園駅、旭ヶ丘駅、泉中央駅構内
せんくらまちなかコンサート：仙台市ガス局ショールーム「ガスサロン」
すいせん通りクラシックの夕べ：泉中央、すいせん通り

開催実績

2006年

ホール会場：4ヶ所10会場、43組（500人）出演、延べ30,000人来場、チケット販売数約31,000枚（販売率90%）、有料公演93公演中59公演が完売
街角会場：地下鉄駅コンサート（9組出演）

2007年

ホール会場：4ヶ所10会場、44組（580人）出演、延べ38,000人来場
主な出演者：つのだたかし（リュート奏者）、山下洋輔（ジャズピアニスト）、森麻季（ソプラノ歌手）、荒川洋（フルート奏者）、タン・シヤオタン（ピアニスト）、仙台フィルハーモニー管弦楽団、山形交響楽団など
街角会場
地下鉄駅コンサート：延べ3,500人来場、19組（170人）出演
まちなかコンサート：延べ1,600人来場、9組（27人）出演
すいせん通りクラシックの夕べ：1組（2公演）出演

他のイベントとの関係

「せんくら」の開催期間中は、仙台市内で他の音楽イベントや祭りなどと日程が重なることがあります。

2006年：『みちのくYOSAKOIまつり』、『MEGA☆ROCKS』と日程が重複
2007年：『みちのくYOSAKOIまつり』と日程が重複
2008年：『みちのくYOSAKOIまつり』、『MEGA☆ROCKS』、『ショートピース!仙台短篇映画祭』、劇団四季ミュージカル「美女と野獣」と日程が重複。このうち、「ショートピース」とは共同企画を実施
2009年：体育の日を含む3連休の1週間前に開催日程をずらし、他のイベントとの重複を回避予定

「せんくら」は、東京都の『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン』や、金沢市の『風と緑の楽都音楽祭』など、他の都市で開催されるクラシック音楽イベントと同様の形式で運営されています。

関連情報

仙台市の音楽イベント
仙台国際音楽コンクール
定禅寺ストリートジャズフェスティバル in 仙台

外部リンク

ウェブサイト'>公式ウェブサイト
仙台クラシックフェスティバル (@sen_cla) - X（旧Twitter）
仙台クラシックフェスティバル (sendai.classic) - Facebook
Sendai Classical Music Festival - YouTubeチャンネル

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