仙台東部高架橋

仙台東部高架橋について

仙台東部高架橋は、宮城県仙台市に架かる仙台東部道路の一部を構成する橋梁です。この高架橋は、その大部分が県道仙台塩釜線（通称：産業道路）の上空を通過しており、道路橋としては東北地方で最も長い橋として知られています。仙台都市圏の環状自動車専用道路である「ぐるっ都・仙台」の一部として、仙台東IC付近から北へ向かい、松島丘陵へと続く区間に位置しています。

構造と特徴

仙台東部高架橋は、総延長4,390メートルに及びます。その構造は、一般部において連続鋼鈑桁および連続鋼箱桁（約4,200m）が採用され、七北田川を跨ぐ部分には連続PC箱桁（約200m）が用いられています。橋脚は、コンクリート製が35基、鋼製が52基設置されており、橋台は2基です。道路は片側2車線で構成され、規制速度は100km/hに設定されています。この橋の建設には約520億円の事業費が投じられました。

仙台東部高架橋は、その両端で他の高架橋と接続しており、仙台港北IC付近の数百メートルの盛土区間を挟んで、三陸自動車道の多賀城高架橋（3,734m）、さらに高架の利府JCTを経て仙台北部道路の利府高架橋（2,850m）へと連続しています。これらの高架橋群の総延長は約11キロ[[メートル]]に達し、東北地方における一般国道の長大橋の上位を占めています（2003年8月末現在）。

歴史

仙台東部高架橋は、2001年（平成13年）に開通しました。開通前には、7月15日に高架橋上でハイウェイマラソン＆ウォーキング大会が開催され、人力車のデモンストレーションも行われました。その後、8月1日に仙台東ICから仙台港北IC間が開通し、供用が開始されました。この高架橋の完成は、全建賞を受賞するほどの高い評価を受けました。また、2012年（平成24年）12月1日には、仙台港ICが供用開始され、交通の利便性がさらに向上しました。

位置関係

仙台東部高架橋は、名取川橋と多賀城高架橋（三陸道）の間に位置しています。

関連情報

仙台東部高架橋に関する詳細な情報は、以下の公式ウェブサイトで確認できます。

仙台東部道路（国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所）
美しい国土づくり事業とは 仙台東部高架橋（国土交通省東北地方整備局）

仙台東部高架橋は、地域住民の生活を支える重要な社会インフラとして、今日もその役割を果たし続けています。

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