仙台東部道路

仙台東部道路

仙台東部道路は、宮城県内を東西に走る、総延長24.8kmの高速道路（一般有料道路）です。東日本高速道路（NEXCO東日本）が管理しており、全線が常磐自動車道に並行する自動車専用道路として、国道6号に指定されています。

概要

仙台都市圏の環状自動車専用道路の一部を構成し、高速道路ナンバリングでは常磐自動車道、三陸自動車道（仙台港北IC - 利府JCT）、仙台北部道路とともに「E6」が割り当てられています。

インターチェンジなど

全区間が宮城県内に位置しています。

インターチェンジ（IC）、ジャンクション（JCT）、スマートインターチェンジ（SIC）、バスストップ（BS）などの施設があり、それぞれ供用状況が異なります。詳細については、以下の表を参照してください。

歴史

1976年に仙台東バイパス（後の仙台東部道路）の計画が始まり、1986年度に一部区間が事業化されました。その後、1994年から2001年にかけて段階的に開通し、2001年8月1日に全線開通しました。2005年には、日本道路公団の民営化に伴い、東日本高速道路株式会社に管理が移管されました。

2009年には常磐自動車道と接続し、2011年の東日本大震災では甚大な被害を受けましたが、その後復旧工事が行われ、2012年に全線復旧しました。

2016年には山元IC - 岩沼IC間の4車線化工事が開始され、2021年に完了し、全線4車線となりました。

路線状況

自動車専用道路であるため、最低速度と最高速度の標識が設置されています。制限速度は100km/hで、仙台圏の高速道路の中では直線が多く、カーブが少ないのが特徴です。また、交通量も比較的少なく、アップダウンも少ないため、快適な走行が可能です。

サービスエリア・パーキングエリア

仙台東部道路には、サービスエリア（SA）やパーキングエリア（PA）は設置されていません。周辺の高速道路のSA・PAを利用する必要があります。ガソリンスタンド併設のSA・PAがないため、注意が必要です。

主なトンネルと橋

阿武隈大橋（亘理IC - 岩沼IC）: 528m
新名取川橋（名取IC - 仙台若林JCT）: 527m
仙台東部高架橋（仙台東IC - 仙台港北IC）: 4,390m

道路管理者

東日本高速道路株式会社（NEXCO東日本）が管理しており、東北支社仙台東管理事務所が担当しています。

ハイウェイラジオ

名取IC - 仙台空港IC間でハイウェイラジオが放送されており、コールサインは「ハイウェイラジオ仙台東部道路名取」です。

交通量

道路交通センサスによると、交通量は年々変化しています。

地理

通過する自治体は、宮城県の亘理町、岩沼市、名取市、仙台市（太白区、若林区、宮城野区）です。

接続高速道路

E6 常磐自動車道（亘理ICで直結）
E48 仙台南部道路（仙台若林JCTで接続）
E6 三陸自動車道（三陸沿岸道路）（仙台港北ICで直結）

東日本大震災との関連事項

津波被害の抑制効果

東日本大震災の津波の際、仙台東部道路の盛り土構造が堤防の役割を果たし、内陸への浸水を抑制しました。また、住民が法面に避難する場所にもなりました。

震災による損壊状況

地震や津波により、道路の陥没や段差が生じましたが、応急工事により通行可能となりました。その後、復旧工事が行われ、2012年までに最高速度も震災前の運用に戻りました。

脚注

（脚注については省略）

関連項目

東北地方の道路一覧

外部リンク

仙台東部道路ホームページ
* 東日本高速道路株式会社

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