仙台駅北部名掛丁自由通路

仙台駅北部名掛丁自由通路

仙台駅北部名掛丁自由通路は、宮城県仙台市青葉区と宮城野区の境界に位置し、仙台駅の北部を横断する高架の自由通路です。この通路は、仙台駅東第二土地区画事業の関連事業として整備され、2008年8月10日に供用が開始されました。全長約90メートル、幅員約4.5メートルで、総工費は約7.3億円をかけて建設されました。

概要

この自由通路は24時間通行可能で、仙台駅北部の東西を結ぶ重要なネットワークの一部を担っています。西口側は、仙台マークワン（仙台パルコ）やAER、エスパルIIといった商業施設に面しており、ペデストリアンデッキや仙台駅2階と同一フロアで接続されています。これにより、駅周辺の移動が非常にスムーズに行えるようになっています。

東口側は、地上階とをつなぐ階段とエレベーターが設置されており、アパホテル<TKP仙台駅北>やTKPガーデンシティ仙台駅北に隣接しています。これにより、ホテルや会議施設へのアクセスも容易です。

整備当初は「仙台駅北部東西自由通路」という名称でしたが、1887年の鉄道開通以来、分断されていた名掛丁という地名を使用したいという要望を受け、現在の名称に変更されました。この変更は、地域の歴史と文化を尊重する意図が込められています。

沿革

この自由通路の建設には、以下の歴史があります。

2007年10月 - 着工
2008年8月10日 - 供用開始
2019年4月5日 - アパホテル<TKP仙台駅北>会議室棟の開業に伴い、同施設と直結する連絡通路が供用開始

関連項目

名掛丁地下通路
1937年から利用されている地下歩道で、この自由通路のほぼ真下を並行して東西に走っています。自由通路が開通する前は、仙台駅北部の東西アクセスにおける主要ルートでしたが、安全性の問題が指摘されていました。
仙台駅東西地下自由通路
仙台駅東西自由通路


この自由通路の開通により、仙台駅周辺の東西の移動がより安全かつ便利になり、地域住民や観光客にとって重要なインフラとなっています。

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