仙台パルコ

仙台PARCO

仙台PARCOは、株式会社パルコが運営する宮城県仙台市青葉区にある商業施設です。仙台マークワンの低層部、地下1階から地上9階までを占める本館と、仙台駅西口に位置する新館PARCO2の2つの施設から構成されています。

沿革

2008年8月23日、仙台・宮城デスティネーションキャンペーンの直前に開業しました。仙台市全域を基本商圏としつつ、東北地方全体を広域商圏と捉え、約150のテナントが入居しています。開業当初から年間売上高140億円を見込んでおり、出店に伴う投資額は130億円にのぼります。当初は賃貸での入居予定でしたが、最終的には店舗部分を取得しました。

開業時には、クリエイティブディレクターの箭内道彦氏を起用したプロモーションや、写真家の平間至氏とDJ/プロデューサーのFreeTEMPO氏を特別審査員に迎えた音楽オーディションを開催するなど、様々なイベントを実施しました。その他、Zepp SENDAIや仙台サンプラザでの企画ライブ、PARCO劇場仙台公演、仙台・青葉まつりへの参加など、地域に根ざした活動も積極的に行っています。

2014年3月には、仙台駅西口の中央南地区に新館の出店を発表し、2016年7月にPARCO2を開業しました。

年表

2004年7月28日: 中央一丁目第二地区市街地再開発への出店決定。
2008年8月23日: 仙台PARCO開業。
2009年9月19日: エスパル仙台店と共同で「SENDAI HEART STATION」を開催。
2011年3月11日: 東日本大震災により全館休館。
2011年3月26日: 一部店舗を除き営業再開。
2011年3月30日: レストランフロアを除く全館営業再開。
2011年4月4日: 通常営業に復帰。
2014年3月19日: 仙台駅西口への新館建設を発表。
2016年4月18日: 新館を仙台PARCO2とし、7月1日に開業することを発表。
2016年7月1日: 仙台PARCO2開業。

仙台PARCO（本館）

本館は、1階と9階の天井が高く、開放的な空間が特徴です。フロアごとに異なる顧客ターゲットの商品を陳列することで、様々な層が買い物を楽しめるように工夫されています。テナント構成は常に変動するため、最新情報は公式サイトをご確認ください。

仙台PARCO2（新館）

本館から南西に約300m離れた場所に位置し、地上10階・地下2階建ての建物です。延床面積は約24,000m²で、本館とほぼ同規模です。パルコとして初めて既存店に隣接しない場所での新店開業となりました。仙台駅前の回遊性を高めることを目指し、6階から9階にはTOHOシネマズが入居しています。商業施設面積は約9,900m²、シネマコンプレックスとして約4,800m²が利用されています。仙台朝市に隣接しているため、1階には飲食店フロアを配置し、衣料品店舗の割合は3割程度に抑えられています。「PARCO2」という名称は、市民の間で親しまれていた呼び方をそのまま採用しています。

TOHOシネマズ仙台

仙台PARCO2の6階から9階に位置する、全9スクリーンのシネマコンプレックスです。総座席数は1661席（車椅子席18席）です。

スクリーン6には、東北地方唯一のIMAXデジタルシアター（5.1ch）を導入。
その他のスクリーンにはヴィヴ・オーディオシステムを採用。
スクリーン9には、東北地方初のドルビーアトモスとTOHOシネマズ独自規格のTCXが採用。
スクリーン5にはプレミアシート、スクリーン9にはプレミアボックスシートとフロントリクライニングシートを設置。

2023年5月には、上映トラブルが発生し、観客に払い戻しが行われるというアクシデントがありました。

脚注

注釈
出典

関連項目

パルコ
仙台マークワン

外部リンク

仙台PARCO
株式会社パルコ
* TOHOシネマズ仙台

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