仙寿院 (釜石市)

仙寿院は、岩手県釜石市大只越町に位置する日蓮宗の寺院です。山号を日澤山と称し、本尊には大曼陀羅が祀られています。

歴史

仙寿院は、1487年（文明19年）に日瑞上人によって、現在の千葉県佐倉市に開かれました。その後、1892年（明治25年）に、同じ千葉県内の茂原市にある藻原寺の貫主が、釜石の法華信者からの要請を受け、布教所を開設しました。この布教所では、東京都にある池上本門寺の住職が布教師として活動しました。1907年（明治40年）には、安田善次郎の寄進もあり、現在地へと移転しました。1969年（昭和44年）には本堂と庫裏が新築され、現在に至っています。

新春韋駄天競走

仙寿院では、東日本大震災の教訓を後世に伝え、津波からの避難行動を意識づけるための節分行事として「新春韋駄天競走」が行われています。この競走は、兵庫県西宮市の西宮神社で実施される開門神事「福男」選びを参考に、消防屯所付近から小高い丘の上にある仙寿院までの286メートルを駆け抜けるというものです。2019年には過去最多となる154名が参加するなど、地域住民に親しまれる行事となっています。

現地情報

所在地: 岩手県釜石市大只越町2-9-1

交通アクセス:

釜石線、三陸鉄道釜石駅より徒歩20分
三陸沿岸道路釜石中央ICより車で10分

周辺施設:

石応寺
釜石市役所
ミッフィーカフェかまいし
釜石市民ホール

外部リンク

* 仙寿院 - 八百万の神

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