『
仮面ライダー AR
カードダス』は、
バンダイがリリースした
仮面ライダーシリーズをテーマにした革新的な
トレーディングカードゲームです。このゲームは、iPhoneやiPod touchのアプリと連動しており、ユーザーはAR(
拡張現実)技術を使用して、現実の世界にキャラクターを浮かび上がらせてバトルを楽しむことができます。
リリースと販売形態
AR
カードダスは、2011年6月15日にアプリが初めて配信され、その後、同年7月30日に第1弾のカードが登場しました。このカードは、パック販売、
カードダス自販機、さらには食玩入りのウエハースとして市場に提供されており、手軽に入手できる環境が整っています。アプリをダウンロードしたユーザーは、カードに印刷されたARマーカーを読み込ませることで、そのカードに関連したキャラクターが画面に表示され、バトルがスタートします。また、各カードには『
仮面ライダーバトル ガンバライド』で使用できる
バーコードも含まれており、データ
カードダスとしても楽しむことが可能です。
アップデートとトラブル
アプリは定期的にアップデートされ、キャラクターや機能が追加されていきました。しかし、2011年12月のVer.3.0.0アップデートでは、ポケット管理システムの変更に伴い、一部ユーザーがポケットデータを失うというトラブルが発生しました。この問題に関して公式サイトで注意喚起がなされ、ユーザーはアップデート時の注意が必要だとされています。また、iOS 8へのアップデート時には、アプリが正常に動作しない場合が多く、その際にはアップデートを避けるよう呼びかけられました。このような措置は、『ONE PIECE AR
カードダス』や『
AKB0048 AR
カードダス』など、他のAR
カードダスシリーズでも行われています。
登場キャラクター
このゲームは多くの
仮面ライダーキャラクターが登場し、各弾ごとに新たなキャラクターが加わります。第1弾には『
仮面ライダーオーズ』や『
仮面ライダーW』、第2弾では『
仮面ライダーフォーゼ』が登場します。また、進化したキャラクターやフォームが収録されることで、戦略に多様性をもたらしています。
各弾に登場する代表的なキャラクター
終了と今後の展開
AR
カードダスのアプリ配信は、2015年3月31日を持って終了しました。これにより、新作カードやアップデートの予定もなくなり、ファンにとっては一つの時代の終わりを象徴する出来事となりました。イベント開催や限定企画など、ユーザーを楽しませるための取り組みは数多くありましたが、今後の展開が期待されているファンにとって、寂しいニュースとなったことでしょう。
仮面ライダー AR
カードダスは、数々のキャラクターと共に、
仮面ライダーの魅力を多くのユーザーに伝えた名作として記憶されることでしょう。