仲之町 (徳島市)

徳島市仲之町：歴史と現代が交差する街

徳島県徳島市に位置する仲之町（なかのちょう・なかんちょう）は、東富田地区に属する町名です。仲之町一丁目から四丁目までが存在し、かつて裏通りであった南仲之町を含むエリア全体を指して「仲之町」と呼ぶこともあります。

地理

仲之町は、徳島市の中央部、都心地域南側の東富田地区北部に位置しています。東西に走る徳島県道136号線に沿って町が形成されており、西から一丁目、二丁目、三丁目、四丁目と続いています。

二・三丁目間と直交する富田橋通り沿いは富田橋一丁目、一・二丁目間では伊月町の通りと交差し、町境が複雑に入り組んでいます。東富田地区を東西に貫く幹線道路沿いの商業地区として発展し、北は富田浜の商店街、南は南仲之町の商住混在地域に隣接しています。これらの地域とは、一部を除き、平行する裏通りが町境となっています。

町の東端はJR牟岐線が南北に走り、これが町境となっています。県道136号線は線路をアンダーパスで越え、かちどき橋一丁目へと続き、かちどき橋交叉点で国道55号線と接続します。西側は両国橋通りとの交差点を越え、同じく県道沿いに続く紺屋町へと繋がっています。

歴史

江戸時代、この地は武家町であり、「中ノ丁」と呼ばれていました。元々は富田浦町（富田、明治初期までは名東郡富田浦町、1889年の徳島市市制からは徳島市の大字富田浦町）の一部でしたが、1941年に独立した町として成立しました。

1945年7月4日の徳島大空襲では甚大な被害を受けましたが、戦後復興を遂げました。教育家の佐藤カツは仲之町出身であり、1961年4月には仲之町一丁目に徳島家政短期大学（後の四国女子短期大学、現 四国大学）を創設しました。この短期大学は1963年9月に応神町へ移転しています。

施設

現在、仲之町には以下の施設があります。

立木写真館 - 1丁目
ベルベ本社 - 1丁目

交通

仲之町へのアクセスは以下の通りです。

道路
徳島県道136号宮倉徳島線（仲之町の本丁筋）：西は紺屋町、東はかちどき橋へと繋がっています。
バス
JR徳島駅より徳島バス南部循環、またはアスティとくしま・山城町行きのバスを利用し、「仲之町一丁目」「仲之町二丁目」「仲之町三丁目」の各バス停で下車してください。

参考文献

『角川日本地名大辞典 36 徳島県』（1986年 ISBN 4040013603）

外部リンク

徳島市ホームページ

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