仲尾ひとみ

仲尾ひとみ（なかお ひとみ）は、日本の漫画家であり、長崎県出身の女性です。

経歴と作風

2002年6月に『月刊ガンガンWING』に掲載された読み切り作品『がんばらなくっチャ!』でデビューを果たしました。その後、同作品は同誌にて2002年12月号から2006年2月号まで連載される人気作品となりました。

仲尾ひとみの作品の特徴として、まず挙げられるのは、フェミニンで可愛らしい絵柄です。しかし、その外見とは裏腹に、造形の華やかさや色気、シリアスな設定、恋愛漫画的な要素を持ち合わせながらも、作中人物の破天荒な性質や多岐にわたる嗜好から生まれる奇抜な言動が、作品に独特の個性を与えています。

また、コミカルなシーンにおけるディフォルメされた作画や、ハイテンションなボケとツッコミの応酬など、全体としてコメディ、あるいはギャグ漫画に分類される作品が多いことも特徴です。

ご自身については、「おかまスキーで乳スキーでマッチョスキーでオヤジスキー。それが私…。」と語っており、その奔放なキャラクターが作品にも反映されていることが伺えます。

かつて運営していたブログ『黒いオオカミ赤いシタ』（現在は閉鎖済）では、『がんばらなくっチャ！』の本編では語られなかったエピソードや設定、イラストなどを公開し、ファンを楽しませていました。

作品リスト

連載

がんばらなくっチャ!（『月刊ガンガンWING』、スクウェア・エニックス、全7巻）
まじしゃんず・あかでみい（『月刊コミックアライブ』、メディアファクトリー、全3巻）
BellyBerry（『E☆2』、発行：メディエイション 発売：飛鳥新社→ビオ・マガジン）

読み切り

がんばらなくっチャ!（『月刊ガンガンWING』 2002年6月号、エニックス）
単行本未収録のデビュー作。連載版の第一話と同様に、主人公のチャームが試験のために人間界を訪れ、ゆんと出会う物語ですが、設定や展開には若干の違いがあります。

アンソロジー

Jr.の恋愛日記（『スーパーコミック劇場 ゼノサーガ エピソードⅠ 第2集』 2002年、エニックス）
おしおきのルイズ!（『ゼロの使い魔 公式アンソロジーコミック 水魔法の章』 2007年、メディアファクトリー）
デルフの災難（『ゼロの使い魔 公式アンソロジーコミック 土魔法の章』 2007年、メディアファクトリー）
* サイトの変心（『ゼロの使い魔 公式アンソロジーコミック 風魔法の章』 2007年、メディアファクトリー）

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