伊予消防等事務組合

伊予消防等事務組合は、愛媛県の中央部、伊予市、伊予郡松前町、砥部町の1市2町で構成される一部事務組合です。この地域住民の安全と安心を守るため、幅広い業務を担っています。

事務内容

同組合は、消防に関する事務（消防団、消防水利に関する事務を除く）、救急に関する事務、高圧ガスや液化石油ガス設備に関する届出受理や立入調査、そして火葬場の管理運営など、多岐にわたる業務を管轄しています。これらの業務を通して、地域住民の生活の安全と安心に貢献しています。

組織

2018年4月1日現在の職員定数は162名で、伊予消防等事務組合事務局3名、伊予消防等事務組合消防本部157名、伊予地区広域斎場2名で構成されています。事務局は組合全体の運営管理を行い、消防本部は消防防災業務の中核を担います。広域斎場は地域住民の葬儀を円滑に執り行うための重要な施設です。

管内状況

2020年1月1日現在、組合の管内人口は8万5826人、世帯数は3万4584世帯、面積は316.44平方キロメートルです。市町別に見ると、伊予市は人口3万5458人、世帯数1万4308世帯、面積194.44平方キロメートル、松前町は人口2万9790人、世帯数1万1823世帯、面積20.41平方キロメートル、砥部町は人口2万578人、世帯数8453世帯、面積101.59平方キロメートルとなっています。

伊予消防等事務組合消防本部

伊予消防等事務組合消防本部は、伊予市、伊予郡を管轄する消防部局です。組合の発足は1972年（昭和47年）9月13日にまで遡り、伊予消防組合としてスタートしました。その後、1982年（昭和57年）7月31日に伊予消防等事務組合に改称されています。

消防本部の歴史

組合の消防業務開始は1973年（昭和48年）3月31日。それから現在まで、地域住民の安全を守るため、組織体制の充実を図ってきました。1993年（平成5年）には救助隊、1994年（平成6年）にははしご隊、1996年（平成8年）には水難救助隊（2004年廃止）、1997年（平成9年）には高速救急隊が発足するなど、時代のニーズに対応した組織強化を進めてきました。1998年（平成10年）には携帯電話による119番通報受信の運用を開始するなど、迅速な対応体制を整備しています。

消防本部の組織

2019年（平成31年）4月1日現在の消防本部の組織は、消防長（消防監）、消防次長（消防司令長）を頂点に、総務課、予防課、警防課、通信指令課を配置。管内には伊予消防署、中山出張所、双海出張所、松前消防署、砥部消防署、広田出張所が設置され、地域全体を網羅した消防体制を構築しています。

配置車両

2019年（平成31年）4月1日現在、各消防署、出張所に多数の消防車両が配置されており、迅速な消火活動や救急活動、災害対応に備えています。具体的な車両の種類や台数は公開情報からは確認できませんでしたが、地域ニーズに応じた適切な数の車両が配備されているものと考えられます。

伊予消防等事務組合は、これからも地域住民の安全と安心を守るため、その活動を続けていくことでしょう。

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