伊勢崎市立南小学校

伊勢崎市立南小学校

伊勢崎市立南小学校は、群馬県伊勢崎市上泉町に所在する公立の小学校です。地域に根差した教育を展開しており、長い歴史を持つ学舎として知られています。

沿革

当校の歴史は、1930年（昭和5年）4月28日に「佐波郡伊勢崎南尋常小学校」として、佐波郡茂呂村大字今泉の地に誕生したことに始まります。開校記念式典が盛大に挙行され、地域の教育拠点としての歩みをスタートさせました。1940年（昭和15年）9月13日には、伊勢崎市の市制施行に伴い、「伊勢崎市南尋常高等小学校」と名称が変更されました。戦時中の学制改革により、1941年（昭和16年）4月1日には「伊勢崎市南国民学校」となりましたが、終戦後の新学制施行に伴い、1947年（昭和22年）4月1日をもって現在の「伊勢崎市立南小学校」へと改称されました。学校組織の整備も進められ、1948年（昭和23年）2月19日には南小学校PTAが発足し、保護者と学校の連携体制が構築されました。

創立20周年は1951年（昭和26年）2月21日に記念式典が挙行され、節目の年を祝いました。開校30周年を迎えた1960年（昭和35年）には、記念事業としてグランドピアノが寄贈されるなど、教育環境の充実が図られました。施設の拡充は続き、1969年（昭和44年）8月13日には南小学校プールが完成しました。1970年（昭和45年）11月26日には創立40周年記念式典が行われ、スプリンクラーの寄贈がありました。

学校規模の拡大に伴い、1979年（昭和54年）4月1日には伊勢崎市立広瀬小学校が分離開校されました。この際、広瀬小学校は南小学校の敷地内に一時的に併設され、仮校舎としてプレハブ4教室が増設されました。創立50周年を迎えた1980年（昭和55年）6月15日には記念式典が開催され、記念碑と校歌碑の除幕式が行われました。また、同年7月17日には創立50周年記念カプセルの埋蔵式も執り行われ、未来へのメッセージが託されました。施設の老朽化や児童数の増加に対応するため、1982年（昭和57年）10月14日には新たな校舎が落成し、新校舎落成式が挙行されました。さらに、1984年（昭和59年）2月10日には体育館が完成し、教育活動の場が一層充実しました。

1990年代に入ると、創立60周年記念事業として1994年（平成6年）5月18日にアスレチックが完成し、完成式典が行われました。1995年（平成7年）5月30日には大小のプールが備わった新しいプールが完成し、その披露が行われました。教育環境の現代化も進み、1997年（平成9年）1月には校長室、職員室、事務室、保健室に空調設備が設置されました。同年2月には各教室のテレビが衛星放送対応の受像機に交換され、情報化への対応が図られました。同年9月には体育館の屋根が全面改修され、施設の維持管理にも力が入れられました。1998年（平成10年）11月からは門並びに西北門の門扉修理が行われ、学校の安全性が向上しました。1999年（平成11年）12月には児童に親しまれているわんぱく山の改修工事が行われました。創立70周年を迎えた2000年（平成12年）5月には、記念事業として「南小かるた」が作成されました。

2000年代以降も様々な取り組みが行われました。2005年（平成17年）8月には第1回南小PTAキャンプが実施され、保護者と児童の交流の機会が生まれました。2006年（平成18年）9月には校内ネットワークの整備が進み、情報教育の基盤が強化されました。2007年（平成19年）にはプール漏水補修工事、2008年（平成20年）には小プール再塗装工事が実施され、プールの機能が維持されました。創立80周年は2010年（平成22年）11月18日に記念式典が挙行され、翌11月19日には50周年時に埋蔵されたタイムカプセルの開封式が行われ、歴史を振り返る機会となりました。2011年（平成23年）9月には光通信が導入され、全教室のパソコンが更新されるなど、ICT環境が整備されました。2012年（平成24年）には南側ブロック塀の改修と遊歩道の設置が行われ、学校の安全性と景観が改善されました（平成23年からの2か年事業）。同年8月には全教室にエアコン設備が設置され、快適な学習環境が実現しました。2013年（平成25年）2月には全教室にインターホンが設置され、校内連絡体制が強化されました。また、普通教室の前面・背面黒板入替も行われました（平成24年からの2か年事業）。2014年（平成26年）6月から翌年1月にかけては、伊勢崎市トイレピカピカプロジェクトにより、児童トイレなどが全面改修され、衛生環境が大幅に向上しました。2015年（平成27年）4月には特別支援学級が増設され、多様な学びに対応できる体制が強化されました。同年10月から翌月にかけては、緊急地震速報放送設備が設置され、災害時の安全対策が進められました。2016年（平成28年）4月からは放課後こども教室が始まり（第3学年）、地域での児童の居場所づくりが進められました。同年11月には北校舎屋上防水工事が行われました。2017年（平成29年）1月には校庭遊具（雲梯、谷川渡り）が交換され、児童の安全な遊び場が確保されました。また、災害時用駐車場にマンホールトイレが設置され、防災機能が強化されました。創立90周年は2020年（令和2年）10月2日に式典が挙行されましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により規模を縮小しての実施となりました。これらの沿革は、学校ホームページ内の情報に基づいています。

教育環境

伊勢崎市立南小学校の通学区域は、本町、中央町、緑町、三光町、若葉町の一部、上泉町、八坂町、今泉町二丁目、連取町の一部を含みます。卒業後の多く児童は、伊勢崎市立第一中学校へ進学します。

周辺環境

学校は伊勢崎市の中心部に位置しており、周辺には上泉町会議所や伊勢崎上泉郵便局などの公共施設があります。また、群馬県立伊勢崎興陽高等学校や群馬県立伊勢崎清明高等学校といった教育機関も近隣に位置しています。伊勢崎市役所や伊勢崎市ふくしプラザも比較的近く、市の行政や福祉の中心地に近い立地と言えます。

交通アクセス

公共交通機関を利用する場合、伊勢崎市コミュニティバス「5 南部シャトルバス」の「八坂町」停留所が最寄りとなります。このバス停からは、新伊勢崎駅経由伊勢崎駅南口行きのりば、または長沼会館行きのりばまで、それぞれ徒歩約380m（約6分）です。

鉄道を利用する場合、東武鉄道伊勢崎線の新伊勢崎駅からは徒歩で約1.1km（約17分）です。新伊勢崎駅から前述のコミュニティバスに乗車し約2分、「八坂町」停留所で下車後、徒歩でもアクセス可能です。JR両毛線および東武鉄道伊勢崎線の伊勢崎駅（南口）からは徒歩で約1.5km（約23分）です。伊勢崎駅南口からコミュニティバスに乗車し約9分、「八坂町」停留所で下車後、徒歩でもアクセスできます。

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