伊勢市消防本部

伊勢市消防本部とは

伊勢市消防本部は、三重県伊勢市に位置する消防部門で、伊勢市及びその周辺地域を含む度会郡玉城町・度会町の消防業務を担っています。これらの町は伊勢市に消防事務を委託しており、効率的な消防体制を実現しています。

基本情報

消防本部は伊勢市楠部町159番地11にあり、倉田山公園内に設置されています。広域な管轄区域は384.24平方キロメートルの面積に及び、約200人の職員が所属しています。地域の安全を守るため、559人の消防団員が活動しており、その中には女性も12人含まれています。また、主要な消防署は1ヶ所、分署が3ヶ所、出張所が3ヶ所という体制です。

消防予算は2016年度当初の時点で約2億4813万円となっており、地域の防災活動を推進する重要な資金が提供されています。

主力機械施設

最新の設備を備えるために、さまざまな消防車両を運用しており、以下の通りです：

• - 水槽付消防ポンプ自動車：9台
• - はしご付消防自動車：1台
• - 化学消防自動車：1台
• - 救急自動車：9台
• - 救助工作車：1台
• - 指揮車：1台
• - 資材運搬車：2台
• - 人員輸送車：1台
• - 広報車：3台
• - 連絡車：2台
• - 調査車：2台
• - 後方支援車：1台
• - 防災啓発車：1台
• - ミニ可搬：4台
• - 救命艇：2台

これらの機械設備によって、迅速かつ安全な対応が可能です。

歴史的背景

伊勢市消防本部の歴史は1936年に遡ります。当初、宇治山田市消防組常備部として設立され、1939年に解散された後は宇治山田市警防団が引き継ぎました。1949年には宇治山田市消防本部として正式に開設され、1955年に伊勢市消防本部に改称されました。

その後、様々な出張所が開設されるなど、組織の拡大が続きました。1975年以降は近隣町村からの消防事務受託によって広域消防体制を整えました。1982年には分署制を導入し、小俣出張所が小俣分署に昇格するなど、部門の再編が行われました。

近年、2005年の合併により新たな消防本部が設置された後も、地域のニーズに応えるための改革や新しい施設の整備が続けられています。2016年には最新の消防本部と防災センターが新しい場所に移転し、最新の設備での運営が開始されました。

組織体制

伊勢市消防本部は、総務課、消防課、通信司令課、予防課の4つの課から構成されており、それぞれの課が連携して活動しています。区域内の消防署においては、地域の安全を維持し、火災予防や救急対応を行っています。

まとめ

伊勢市消防本部は長い歴史を持つ消防機関として、地域の安全や防災に貢献し続けています。今後も住民の安心を守るため、活発な活動を行っていくことでしょう。

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