伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠

伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠

『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』は、ハッピーミールが開発しフライハイワークスより配信されたアドベンチャーゲームです。「ミステリー案内シリーズ」の第1弾として、Nintendo Switch、PlayStation 4|PlayStation_4、Steam、DMM GAMESなど、様々なプラットフォームで展開されています。

物語のあらすじ

物語は、上野公園で発見された身元不明の浮浪者の変死体から始まります。彼の所持品から見つかったのは、謎の黒真珠が入った巾着袋。袋に書かれた「浜〇真珠」という文字を手がかりに、主人公の刑事は後輩の開明寺ケンと共に、真珠業者を訪ねて伊勢志摩へと向かいます。

しかし、それは伊勢志摩を舞台に繰り広げられる、悲しい連続殺人事件の幕開けに過ぎませんでした。美しい風景の裏に隠された、複雑な人間関係と過去の因縁が絡み合い、事件は意外な方向へと展開していきます。

個性豊かな登場人物たち

刑事（プレイヤー）: 主人公。プレイヤーは彼を操作し、ケンに指示を出しながら事件の真相を追います。
開明寺ケン: 主人公の熱血漢な後輩刑事。食いしん坊で女性好きという、人間味あふれるキャラクターです。
浜宮珠海: 浜宮真珠の創業者の孫娘。東京でジュエリーデザイナーを目指す、本作のメインヒロインです。
西沢カナ: 珠海の幼馴染で、フォトグラファーを目指す女性。事件を通して父親との関係を修復します。
浜宮咲子: 浜宮真珠の社長。「偽りの黒真珠」と呼ばれる真珠の開発に深く関わっています。
西沢こういち: 主人公たちの前に現れる謎のルポライター。事件の真相を追っています。
黒岩: 真珠会社「レビジュー」の社長。強引な手法で会社を大きくした、悪評高い人物です。
田村: レビジューの幹部。温和な性格の真珠職人です。
* 佐伯あらた: レビジューの顧問弁護士。若くして重役待遇を受けています。

制作の裏側

本作は、かつて開発中止となった「肥後連環殺人 迷宮のブロードウェイ」というアドベンチャーゲームをリメイクしたものです。開発チームは、2時間サスペンスドラマのような雰囲気を出すため、伊勢志摩を舞台に選び、ロケハンを行いました。また、登場人物たちが地元の名産品を食べたり、温泉に入る場面を盛り込むなど、旅行気分を味わえる演出も凝らされています。

方言である志摩弁の監修においては、「なるべく標準語に訳さず、現在ではあまり使われていない方言のテイストを残すように」という指示が出され、ローカルな雰囲気を大切にしていることが伺えます。

音楽

本作には、岩岡玲湖が歌うテーマソング「運命のヒロイン」や、星守紗凪が歌う「儚い珠のように…」など、魅力的な楽曲が多数収録されています。

また、ゲーム内のある場面で登場する真珠会社「マキモト真珠」のCMソング「とば とば とば とばー」は、実際に楽曲とCM風のMVが制作され、カラオケ配信もされるほどの人気を博しました。

コラボレーション

角川ゲームスの『Root Film』とのコラボレーションも実現しており、本作のキャラクターが登場する隠しイベントが用意されています。

『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』は、美しい伊勢志摩の風景を舞台に、複雑な人間関係と過去の因縁が絡み合う、本格的なミステリーアドベンチャーゲームです。個性豊かなキャラクターたちと共に、事件の真相を解き明かしてください。

もう一度検索