伊勢柏崎駅

伊勢柏崎駅は、三重県度会郡大紀町崎に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）紀勢本線の駅です。かつて紀勢町に存在した唯一の鉄道駅であり、町への入口としての役割も担っていました。駅名は、開設当時の柏崎村に由来し、これは付近の柏野と崎という二つの集落の名前を組み合わせたものです。

歴史

1927年（昭和2年）7月3日：鉄道省紀勢東線（現・紀勢本線）の滝原駅 - 当駅間延伸時に、終着駅として開業。
1927年（昭和2年）11月13日：紀勢東線が当駅から大内山駅まで延伸し、途中駅となりました。
1959年（昭和34年）7月15日：線路名称が改定され、紀勢東線が紀勢本線に編入。これに伴い、当駅も紀勢本線の駅となります。
1972年（昭和47年）10月15日：貨物取り扱いが廃止されました。
1983年（昭和58年）12月21日：無人駅となり、荷物取り扱いも廃止されました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となりました。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。ホーム間は跨線橋で連絡しています。開業当初の駅舎は解体され、貨車（有蓋車）の廃車体を再利用した簡易駅舎が使用されていましたが、2009年に新しい駅舎が建設されました。現在は紀伊長島駅が管理する無人駅となっています。

のりば


利用状況

三重県統計書によると、近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。

(※具体的な乗車人員データは省略)

駅周辺

駅は大内山川が山を削ってできたわずかな平地に位置し、周辺には住宅、郵便局、学校、役場の出張所などがあります。伊勢柏崎駅は崎集落にありますが、北東にある柏野という大きな集落への入口としての役割も担っています。

駅の南西側で大内山川に合流する三ヶ野川に沿って上流へ向かうと、錦峠付近で国道260号線に合流します。さらに国道260号線を南下すると、錦漁港で知られる錦集落に到着します。錦集落には港に面していくつかの旅館があり、大紀町役場の錦支所や大紀町立錦小学校などがあります。

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

■紀勢本線

阿曽駅 - 伊勢柏崎駅 - 大内山駅

脚注

(※脚注の内容は省略)

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

国土地理院地図閲覧サービス - 伊勢柏崎駅周辺の1/25000地形図
伊勢柏崎駅周辺地図（マピオン）

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