伊志嶺忠

伊志嶺 忠（いしみね ただし）

年齢: 1985年6月22日生まれ（現在38歳）。沖縄県中頭郡北谷町出身の元プロ野球選手です。ポジションは捕手で、右投げ左打ちの選手でした。

経歴

プロ入り前

伊志嶺は宜野湾市で生まれ、小学校3年生から野球を始めました。彼は「北谷ライオンズ」で内野手としてプレー後、桑江中学校では捕手にポジションを変更しました。さらに北谷高校へ進学すると、主に捕手及び3番打者として出場し、対外試合で通算35本塁打を記録しました。その同級生には有名な歌手やバンドメンバーがいます。

大学は東京情報大学に進学し、プレイスタイルとしては正捕手かつ4番打者として活動。リーグ優勝を経験しながら、数度のベストナイン選出を果たします。特に、3年次の秋季リーグ戦では三冠王に輝く成績を収めました。大学4年時に骨折をしながらも、2007年のドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスから指名を受け、プロの世界へと進みました。

楽天時代

伊志嶺のプロ生活は2008年の千葉ロッテマリーンズとの一戦で始まります。当初は捕手として起用されたものの、出場機会は限られていました。2009年には開幕一軍入りし、同年の試合で初本塁打を記録。活躍が注目される中で、次第に戦力として定着しました。

2011年から2013年には、牽引力を発揮し33試合に出場して打率.254を記録。2013年には自身初のサヨナラ安打、初本塁打を打つ場面もありましたが、ポストシーズンには出場できませんでした。2014年から2017年までの間は試合数や成績に変動があり、最終的には2018年シーズンにて戦力外通告を受け、現役を引退しました。

引退後

伊志嶺は引退後すぐに楽天のスタッフとして活動を開始しました。特にブルペン捕手として、2020年シーズンにはチーム運営の一員としてサポートを行っています。

選手の特徴

強肩強打の捕手であり、他ポジションにも対応できる多才さを持っていました。楽天のマスコットという陽気なムードメーカーとしても知られています。愛称には「ターシー」や、監督からの愛称「シーサー」があります。彼はチームの雰囲気を盛り上げる存在でもあり、特にパフォーマンスが印象深い選手でした。

成績と記録

• - 初出場: 2008年7月29日、対千葉ロッテマリーンズ戦
• - 初安打: 2009年4月5日、対北海道日本ハムファイターズ戦
• - 初本塁打: 2013年9月23日、対北海道日本ハムファイターズ戦

背番号は、プロ入りからしばらくの間使用した48以外に、引退後は107となりました。これらの経験を生かし、今後のチーム運営に寄与することが期待されています。

もう一度検索