伊木の森

伊木の森（いぎのもり）について

伊木の森は岐阜県各務原市が運営していたレクリエーション施設で、1982年8月19日に開園しました。施設は高度な設備を整え、訪れる人々に多様なアウトドアアクティビティを提供していました。しかし、2019年3月31日に閉園しました。

施設の概要

伊木の森は各務原市南東部に位置し、標高173メートルの伊木山の中腹にあたります。この場所からは、名勝の木曽川や国宝の犬山城、さらに遠くには御嶽山や伊吹山を望むことができるため、自然の美しさを楽しむには最適なスポットでもありました。

開園当初から多くの施設が整備されており、例えば、全天候型のテニスコートが4面、フィールドアスレチック、ローラースケート場、そして野外バーベキュー場などがありました。また、サイクルモノレールや展望台も設けられ、訪れる人々に豊かな体験を提供していました。

施設内容

伊木の森には、以下のような施設がありました：

• - センターハウス: 研修室（定員30人）、更衣室、シャワー室
• - テニスコート: 全天候型の4面（ナイター設備あり）
• - サイクルモノレール: 1周241メートルのコース
• - フィールドアスレチック: 39ポイント、全長666メートルのアトラクション
• - 多目的広場、やすらぎの森、ローラースケート場、展望台、およびバーベキュー場（6卓完備）

費用と利用時間

テニスコートや研修室、多目的運動広場の使用は、割安な料金で提供されており、予約は使用日の2ヵ月前から可能でした。例えば、テニスコートの場合、1面1時間500円の利用料金が設定されていましたが、夜間照明使用時は1000円に引き上げられました。ローラースケートは一般200円、小・中学生100円で利用できました。サイクルモノレールも100円で1回乗車することができました。

アクセスと周辺施設

伊木の森までのアクセスは、各務原市ふれあいバス・鵜沼線の「市民プール」バス停から徒歩約10分でした。また、周囲には犬山城や伊木山城、各務原市少年自然の家といった観光名所もありました。

事故と対応

2013年に、フィールドアスレチック内で男性客が遊具を利用中に落下し、重傷を負う事故が発生しました。このことを受けて、各務原市施設振興公社は当該遊具の利用を一時的に中止しました。安全管理の重要性が改めて認識される出来事となりました。

最後に

伊木の森は、その多彩な施設と美しい自然の景観により、多くの人々に愛されていましたが、閉園に伴い、これらの魅力を楽しむことができなくなったのは残念です。私たちが訪れた記憶や体験は、今でも大切な思い出として心に残っています。

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