伊藤光希

伊藤光希（いとう みつき）選手は、2002年5月9日生まれの日本のラグビーユニオン選手です。主にスクラムハーフ（SH）として、ゲームのテンポをコントロールし、攻撃の起点となる重要な役割を担います。現在は、ジャパンラグビーリーグワンに所属するヤクルトレビンズ戸田の一員として、プロキャリアを歩み始めています。

彼のラグビーキャリアは、神奈川県の強豪校として知られる桐蔭学園高等学校で本格的に花開きました。高校2年生に進級する春には、全国の強豪校が集まる全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会のメンバーに選出され、控えのスクラムハーフとして出場。全国レベルの舞台で貴重な経験を積みました。

高校3年生を迎えた年には、高校ラグビー界における最大の晴れ舞台である全国高等学校ラグビーフットボール大会、通称「花園」に出場を果たしました。この大会では、チームの主力スクラムハーフとして、出場した全試合に先発出場。安定したパフォーマンスと、チームの戦術を遂行する正確な判断力で、チームの躍進に貢献しました。高校時代に花園で全試合先発という経験を積んだことは、彼のその後の成長に大きな影響を与えたと言えるでしょう。

高校卒業後、2021年に立教大学に進学。大学ラグビーの舞台でも、その才能はすぐに認められました。1年次から関東大学春季大会や関東大学対抗戦といった主要な公式戦に出場機会を得て、上級生に混じって経験を重ねました。大学での4年間で、より高度な戦術理解やフィジカルの向上に取り組み、選手として一層磨きをかけました。大学での経験は、プロの世界で戦うための重要な準備期間となりました。

そして、学生ラグビーでの実績と将来性が評価され、ジャパンラグビーリーグワンに所属するヤクルトレビンズ戸田への加入が決定しました。2025年4月2日に正式に加入が発表され、プロフェッショナルなラグビー選手としての新たな一歩を踏み出しました。ヤクルトレビンズ戸田という新たな環境で、さらなる飛躍を目指し、持ち前のパススキルとゲームコントロール能力を発揮していくことが期待されています。若手選手として、今後の日本ラグビー界を担う存在となる可能性を秘めており、その動向に注目が集まります。

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