伊藤大司

伊藤大司：バスケットボール選手からゼネラルマネージャーへの転身

伊藤大司（いとう たいし）は、1986年12月22日生まれ、三重県鈴鹿市出身の元プロバスケットボール選手です。身長182cm、体重75kgで、ポジションは主にポイントガードを務めていました。長崎ヴェルカのゼネラルマネージャーである伊藤拓摩は実兄です。2020-21シーズンをもって現役を引退しました。

輝かしい経歴

学生時代

バスケットボール選手としての伊藤大司は、中学生時代からその才能を発揮していました。ミニバス時代には、チームメイトの西村文男と共に全国大会でブロック準優勝を果たしました。創徳中学校時代にはキャプテンとしてチームを牽引し、全国大会準優勝という輝かしい成績を収めました。その活躍から、全中ベスト5に選出され、当時の月刊バスケットボールでは「展開を読むジーニアス」と評されるほどの評価を得ていました。

高校時代には、アメリカ合衆国ワシントンD.C.郊外のメリーランド州にあるモントローズ・クリスチャン高校に留学しました。ここではチームのキャプテンを任され、将来NBAで活躍するケビン・デュラントやグレイビス・バスケスといった選手たちと共にプレーしました。

大学時代

2006年、伊藤大司はポートランド大学に進学。NCAA1部所属のバスケットボール部に所属し、日本人選手としては松井啓十郎に次ぐ2人目のNCAA1部出場を果たしました。2007年1月23日に行われたゴンザガ大学戦は、ESPNによって全米中継され、日本国内でもJ SPORTSが中継しました。

プロ選手時代

2010年、伊藤大司はトヨタ自動車アルバルク（現：アルバルク東京）に加入し、プロ選手としてのキャリアをスタートさせました。アルバルク東京では、その高いバスケットボールIQとリーダーシップでチームを牽引し、数々の勝利に貢献しました。

2017-18シーズンには、レバンガ北海道へ期限付き移籍し、新たな環境でプレーしました。2018年6月8日にはアルバルク東京を退団し、翌日には滋賀レイクスターズと2年契約を結びました。

引退後

2021年6月4日、伊藤大司は2020-21シーズン限りでの現役引退を発表しました。引退後はゼネラルマネージャーを目指す意向を示しており、2021年7月からは古巣であるアルバルク東京のアシスタントゼネラルマネージャーに就任しました。

プレースタイル

伊藤大司は、冷静な判断力と正確なパスでゲームをコントロールするポイントガードでした。視野が広く、相手のディフェンスの状況を的確に把握し、最適なプレーを選択することができました。また、リーダーシップにも優れており、チームを鼓舞し、勝利に導く存在でした。

関連情報

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外部リンク

ポートランド・パイロッツ選手紹介（英語）
Yahoo! SPORTS 選手紹介（英語）
ESPN.com 選手紹介（英語）

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