伊藤峻祐

伊藤峻祐（いとう しゅんすけ）は、2000年5月2日に神奈川県で生まれた、日本のプロラグビー選手です。主にセンター（CTB）のポジションを務め、身長178cm、体重87kgという体格を活かしたプレーが特長です。

ラグビーとの出会いは早く、わずか5歳から競技を始めました。神奈川県茅ヶ崎市で育ち、兄である康祐氏もラグビー選手であったことから、幼少期から自然とラグビーに親しむ環境がありました。この時期に培われた基礎が、その後の選手としてのキャリアを築く上で重要な土台となりました。

高校はラグビー強豪校として知られる桐蔭学園高等学校に進学。ここでレベルの高い指導を受け、選手として大きく成長しました。高校在学中には、将来有望な選手が集まる高校日本代表候補にも名を連ねています。この経験が、さらに上のレベルを目指すモチベーションとなりました。

高校卒業後、2019年に東海大学へと進学しました。東海大学体育会ラグビーフットボール部でも中心選手として活躍。特に、大学最終学年となる2022年には、チームを牽引する主将という重責を担いました。リーダーシップを発揮しながら、自身のプレーにも磨きをかけました。

大学在学中には、年代別日本代表にも選出されています。具体的には、U17日本代表に選ばれた経験があり、さらにU20日本代表候補にもリストアップされるなど、若い頃から将来を嘱望される存在でした。国際的なレベルを意識した経験は、その後のプロキャリアにも活かされています。

2023年1月、大学のシーズンを終える前に、ジャパンラグビーリーグワンに所属する静岡ブルーレヴズへアーリーエントリーでの加入が発表されました。これは、大学卒業を待たずにプロチームの一員として活動を開始する制度で、即戦力としての期待の高さがうかがえます。同年3月に東海大学を卒業し、正式に静岡ブルーレヴズの一員となりました。

プロ選手としてのデビュー戦は、2023年12月9日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24シーズンの第1節、東芝ブレイブルーパス東京戦でした。この試合に途中出場でピッチに立ち、待望のリーグワン公式戦初出場を果たしました。センターとして、攻撃の起点となるパスワークや突破、そして強固なディフェンスでの貢献が期待されています。

現在、静岡ブルーレヴズの一員として、リーグワンの舞台で日々研鑽を積んでいます。これまでの豊富なアマチュア時代の経験と、プロフェッショナルとしての新たな挑戦を通じて、さらなる飛躍が期待される選手です。今後の活躍から目が離せません。

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