伊藤心太郎

伊藤心太郎

伊藤心太郎（いとう しんたろう）は、1960年2月15日生まれの日本の音楽家であり、ソングライター、編曲家、キーボーディスト、音楽プロデューサーとして幅広く活動しています。メロネストに所属し、様々なアーティストへの楽曲提供やプロデュースを行っています。

経歴

伊藤心太郎は、大学生時代から音楽活動を開始し、堀江淳のキーボード担当としてサポートを務めました。1983年には、「Bakelite Blues Band」の一員として日本クラウンからデビューを果たします。このバンドでの活動を経て、1987年に「RATJEN BOY CLUB」を結成し、パイオニアLDCから6枚のシングルと2枚のアルバムをリリースしました。

「RATJEN BOY CLUB」解散後、伊藤心太郎は作曲家、編曲家、音楽プロデューサーとしてソロ活動を本格的に開始します。幅広いジャンルのアーティストに楽曲を提供し、その才能を発揮しました。

2008年6月には、手越祐也と増田貴久によるボーカルユニット、テゴマスに提供した「アイアイ傘」がオリコン週間シングルチャートで自身初の1位を獲得。これにより、作曲家としての地位を確立しました。さらに、2015年には、AKB48のヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」の作曲でJASRAC賞金賞を受賞し、その功績が広く認められました。

人物

伊藤心太郎は、1960年代から1980年代にかけての西洋音楽に深く精通しており、その知識と感性を活かした楽曲制作が特徴です。堀江淳、葛城ユキ、財津和夫といったベテランアーティストのサポートも手がけており、幅広い世代の音楽家から信頼を得ています。近年では、AKB48グループへの楽曲提供も積極的に行っており、若い世代のアイドル音楽シーンにも貢献しています。

音楽活動以外にも、仙台コミュニケーションアート専門学校のピアノ科・作編曲科の講師を務めるなど、後進の育成にも力を入れています。

主な提供作品

伊藤心太郎は、数多くのアーティストに楽曲を提供しており、そのジャンルも多岐にわたります。以下に主な提供作品の一部を紹介します。

浅香唯：「Smile Away」、「Color」、「Close to My Heart」、「秘密にできない」、「Our Birthday」、「DIAMOND RAIN」、「STRANGE CITY」
ISSA：「白い雪」（作詞・作曲）
AKB48：「最後の制服」、「109（マルキュー）」、「ゴンドラリフト」、「蕾たち」、「恋するフォーチュンクッキー」、「君は気まぐれ」、「#好きなんだ」、「目撃者」、「片思いの卒業式」、「Stand up」、「掌」、「制服レジスタンス」、「シクラメンが咲く頃」、「愛の存在」、「へなちょこサポート」、「彼女」、「よわむしけむし」、「やさしくありたい」
SKE48：「桜、覚えていてくれ」、「金の愛、銀の愛」、「生まれ変わっても」、「Glory days」、「Doubt!」
乃木坂46：「忘れないといいな」、「さざ波は戻らない」、「夏桜」
日向坂46：「孤独な瞬間」
* テゴマス：「アイアイ傘」

この他にも、ZONE、ノースリーブス、Not yet、フレンチ・キス、渡り廊下走り隊などのアイドルグループや、森口博子、渡辺麻友など、数多くのアーティストに楽曲を提供しています。アニメソングやゲームソングの分野でも活躍しており、その才能は多岐にわたります。

伊藤心太郎は、その幅広い音楽性と才能で、日本の音楽シーンに多大な貢献をしている音楽家と言えるでしょう。

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