伊藤翔 (野球)

伊藤翔選手のプロフィール

基本情報

• - 名前：伊藤翔（いとう しょう）
• - 生年月日：1999年2月10日
• - 出身地：千葉県匝瑳市
• - 所属：埼玉西武ライオンズ
• - 投打：右投右打

経歴

プロ入り前

伊藤翔は中学校時代に九十九リトルシニアで野手として活躍していました。高校は横芝敬愛高校に進学し、そこで2年生からエースとしてチームを引っ張る存在となりました。高校生活の最後の夏は県大会の3回戦で敗退し、甲子園出場は果たせませんでした。プロ入りに向けて志望届を提出しましたが指名漏れし、独立リーグへの挑戦を選びました。大学進学に進むと、ドラフト指名は4年後、自ら社会人として活動する選択肢では3年後になることを考え、独立リーグでの早期進出を計画していました。

独立リーグ・徳島時代

2016年11月に四国アイランドリーグplusのドラフトで徳島インディゴソックスから指名を受け、入団します。背番号は14。初年度から主戦投手として活躍し、16試合に登板して8勝2敗、防御率2.18という素晴らしい成績を収めました。チームはリーグ優勝と独立リーグ日本一に輝き、彼もまた年間MVPに選出されることになります。入団以前の球速は約140km/hだったものの、152km/hまで向上したことも特筆すべき点です。

2017年のNPBドラフト会議で埼玉西武ライオンズから3位指名を受け、契約金4500万円、年俸650万円で仮契約を結びました。独立リーグからの上位指名は珍しく、前例なき成功を収めました。

西武時代

西武に入団した2018年シーズン、キャンプを一軍でスタートしオープン戦でも好成績を残した伊藤選手は、4月11日には千葉ロッテマリーンズ戦でNPB初登板を果たし、初回は無失点に抑えました。その後、数回の登録抹消と復帰を繰り返し、8月28日には初勝利を挙げています。シーズン終了時には16試合に登板し、3勝、防御率2.73という好成績を残しました。

翌2019年と2020年は苦戦が続き、一軍登録と抹消を繰り返しましたが、2021年に再び持ち直し、中継ぎとして開幕を迎えました。この年にはNPB初ホールドを記録しました。しかし、その後の不安定な成績により、再度登録抹消を乗り越え、手術を受けることとなりました。

リハビリと再契約

2022年には手術の影響でほぼ全シーズンをリハビリに専念しました。育成契約を結びながらの道を選びましたが、2023年には練習試合で復帰し、二軍公式戦でも登板を重ねました。今年は30試合に登板し、2勝を挙げたものの、支配下復帰には至らず、10月4日に再び戦力外通告を受けました。オフには再契約が発表され、今後の活躍に期待が寄せられています。

性格と人柄

伊藤選手は独立リーグ時代に球速152km/hという素晴らしい実績を残しました。プライベートでは、2021年に一般女性と結婚し、新たなスタートを切っています。今後の活躍が楽しみな選手です。

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