伊達泰宗

伊達泰宗について

伊達泰宗氏は、1959年2月9日に東京都で生まれました。伊達宗家34代当主であり、伊達政宗から数えて18代目にあたります。

生い立ちと学歴

33代当主・伊達貞宗氏の息子として東京で生まれ育ちましたが、父の死後、仙台市に移り住みました。宮城教育大学を中退しています。

歴史研究家としての活動

伊達氏は、学芸員の資格を持ち、伊達家ゆかりの歴史遺産や文化財の修復に尽力しています。瑞鳳殿資料館の館長や伊達泰山文庫の主宰、東北放送文化事業団の理事などを務め、伊達政宗や支倉常長に関連するグッズの販売も手がけています。歴史の専門家として、伊達家の歴史や文化に関する研究を積極的に行っています。

メディアへの出演と監修

1987年には、NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』の監修を担当し、オープニングにクレジットされました。また、第21回「修羅の母」では、伊達政宗公352遠忌法要の模様を紹介する場面でインタビュー出演もしています。

歴史的和解

1994年には、安土桃山時代に絶縁した旧広島藩主浅野家と、398年ぶりに和解の茶事を執り行いました。この和解は、歴史的な出来事として注目を集めました。

その他の活動

毎年5月に開催される「仙台・青葉まつり」では、武者行列の先頭を歩き、正月に瑞鳳殿を訪れる参拝客に挨拶をしています。また、森トラストの伊達美和子氏を妻に持ちます。

論文・著書・監修

伊達氏は、数多くの論文や著書を執筆しており、伊達家の歴史や文化に関する研究成果を発表しています。主な論文には、『伊達家墳墓における出土遺物の保存対策』、『米国博物館・美術館における展示方法と保存対策について』、『仙台伊達家三藩主のDNA鑑定による科学的家系図作成の試み』などがあります。

主な著書には、『伊達泰山文庫シリーズ 現代版伊達治家記録』、『伊達綱村以降歴代藩主の墓』、『伊達家系譜と家紋』、『経ヶ峯伊達家墓所とその歴史』、『伊達氏系図（巻一）中世期における伊達家の歴史』、『伊達氏系図（巻二）戦国武将から近世大名へ・伊達政宗の時代』、『瑞鳳殿遺跡発掘調査概報 伊達政宗の遺骨と副葬品』、『伊達騒動 寛文事件要説』、『伊達政宗の南蛮遣使 慶長遣欧使節要説』、『仙台藩家臣団の概要』、『伊達政宗人物誌 －伊達政宗年表－』、『独眼竜政宗の素顔』、『伊達家の秘話』などがあります。

また、NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の監修も担当しました。その他、創作バレエプロデュース伊達政宗公演「ジュリア」の原作も手掛けています。

外部リンク

* 伊達政宗博物誌 伊達家伯記念會

伊達泰宗氏は、伊達家の歴史と文化を後世に伝えるために、多岐にわたる活動を行っています。

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