伏見町 (奈良県)

伏見町（ふしみちょう）

伏見町は、かつて奈良県北西部、生駒郡に属していた町です。現在の奈良市の西部に位置し、近鉄の大和西大寺駅および菖蒲池駅周辺の地域にあたります。

歴史

伏見町の歴史は、明治時代の町村制施行に遡ります。

1889年（明治22年）4月1日 - 町村制の施行により、添下郡の西大寺村、青野村、宝来村、疋田村、平松村、菅原村が合併し、伏見村が成立しました。
1896年（明治29年）3月29日 - 所属郡が生駒郡に変更されました。
1950年（昭和25年）7月1日 - 町制を施行し、伏見町となりました。
1955年（昭和30年）3月15日 - 富雄町、帯解町、辰市村、五ヶ谷村、明治村とともに奈良市へ編入され、伏見町は消滅しました。

経済

産業

伏見町の主要な産業は農業でした。

農業
『大日本篤農家名鑑』によれば、伏見村には梅森、岡本、藤村、森本、吉川、杉村、中島、今西、三好、上村、前田といった姓の篤農家がいました。

遊園地

かつて、地域には近鉄あやめ池遊園地がありました。この遊園地は地域住民にとって身近なレジャースポットとして親しまれていました。

地主

上村藤三郎は奈良県の大地主として知られていました。

地域

施設

菅原神社

交通

鉄道路線

近畿日本鉄道

奈良線
菖蒲池駅 - 大和西大寺駅

道路

主要地方道大阪枚岡奈良線

出身・ゆかりのある人物

上村耕作（衆議院議員、会社役員） - 原籍は伏見村疋田。

参考文献

『日本現今人名辞典』日本現今人名辞典発行所、1900年。
上村耕作『労働保険論』森江書店、1906年。
大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。
山下孝二編『大和人名鑑』奈良活版所、1911年。
『東京社會辭彙』毎日通信社 1913年。

関連項目

伏見 (奈良市)
西大寺
* 奈良県の廃止市町村一覧

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