会津水沼駅

会津水沼駅は、福島県大沼郡金山町に位置するJR東日本只見線の駅です。会津地方の豊かな自然に抱かれ、ひっそりと佇むその姿は、訪れる人々を魅了します。

歴史

当駅は、1956年（昭和31年）に会津線の延伸に伴い開業しました。その後、会津若松駅から小出駅を結ぶ只見線全線が開通し、その一部となりました。

1956年（昭和31年）9月20日：開業。旅客のみ取り扱いを開始。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
2011年（平成23年）7月30日：新潟福島豪雨により、営業を休止。
8月26日：会津宮下 - 当駅 - 会津大塩間でバス代行を開始。
12月3日：会津宮下 - 当駅 - 会津川口間で運転を再開（バス代行終了）。

2011年の豪雨では駅舎が流失するという甚大な被害を受けましたが、その後、地域の方々の尽力により、ほぼ同じ形に再建されました。この出来事は、地域と鉄道との深い繋がりを物語っています。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅で、ホームは線路の南側に設置されています。かつては島式ホーム1面2線を有し、列車の交換も可能でしたが、現在は単線となっています。

駅舎はホームから少し離れた場所に位置し、木造の独特な外観が特徴です。無人駅であり、自動券売機などの設備はありません。会津若松駅が管理を行っています。

利用状況

「福島県統計年鑑」によると、2000年度から2004年度にかけての1日平均乗車人員は以下の通りです。

2000年度（平成12年度）:データなし
2001年度（平成13年度）:データなし
2002年度（平成14年度）:データなし
2003年度（平成15年度）:データなし
2004年度（平成16年度）:データなし

近年は、只見線を訪れる観光客の増加に伴い、駅の利用者数も変動している可能性があります。

駅周辺

駅前には集落はなく、雄大な只見川が東西に流れています。只見線は只見川に沿って走り、駅から500メートルほど西には第四只見川橋梁が架かっています。この橋梁は、只見線の絶景ポイントとして知られています。

駅前の道路を東に進むと国道252号に出ますが、国道は水沼橋で只見川を渡ります。

また、この地域はツキノワグマの出没地帯としても知られており、駅舎には熊注意の看板が掲示されています。特に夜間は注意が必要です。

隣の駅

JR東日本

■只見線
早戸駅 - 会津水沼駅 - 会津中川駅

会津水沼駅は、只見線の旅の途中下車に最適な駅の一つです。駅周辺の自然景観を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。ただし、熊にはくれぐれもご注意ください。

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