会津高原・たかつえスキーリゾート&ホテルズ

会津高原たかつえスキー場は、福島県南会津町に位置するスキー場です。現在は、南会津町が100%出資する第三セクターである「株式会社みなみあいづ」が運営を行っています。

歴史

かつては舘岩村（現在の南会津町）と東武鉄道などが出資する第三セクター、会津高原観光開発が経営していました。しかし、2002年に東武鉄道が撤退したため、新会社の会津高原リゾートが事業を継承しました。

その後、南会津町と東武鉄道などが出資する第三セクター会社である会津高原リゾート株式会社は、スキー場「会津高原たかつえスキー場」とリゾートホテル「会津高原アストリアホテル」などを経営していましたが、2020年3月31日をもって会社を清算しました。同町内でゴルフ場を経営していた会津高原フレンド・カントリークラブ株式会社とともに「株式会社みなみやま観光」に統合。その後、みなみやま観光は「株式会社みなみあいづ」と社名を変更しています。

1980年の開業以来、南会津町の観光客の約2割を占めるほど、町内でも中心的なスキー場として親しまれてきました。2024年6月の南会津町観光施設評価業務報告書によると、南会津町の財政圧迫を改善するため、町内のスキー場をこのたかつえスキー場のみを残して廃業し、観光客を集約させることが予定されています。その理由として、町内で最も売上高が高いこと、ゲレンデに併設されているアストリアホテルの通年利用のための団体旅行受け入れの機運が高まっており、今後の収益改善性が高いことなどが挙げられています。

ゲレンデの特徴

会津高原尾瀬口駅から車で30分の距離にある会津高原・高杖原地区に位置し、周辺にはペンション街が広がります。スキー・スノーボード客向けに、冬季には東武鉄道浅草駅から直通の夜行列車「スノーパル」が運行され、会津高原尾瀬口駅からは専用バスが連絡しています。

ゲレンデは最上部と最下部の標高差が約700mもあり、全体的に縦長の構成で大規模です。標高が高く、山頂付近からは日本百名山である燧ケ岳や会津駒ケ岳など、360度のパノラマが広がります。また、美しい樹氷が見られることも特徴です。

リフト

第1ペアリフト（891m）
第2ペアリフト（684m）
第3ペアリフト（1,050m）
第4ペアリフト（538m）
第5シングルリフト（1,053m、廃止）
第6シングルリフト（911m）
スカイロード1（1,675m、フード付きクワッドリフト）
スカイロード2（886m、クワッドリフト）
トリプル1リフト（680m）

アクセス

車：東北自動車道西那須野塩原インターチェンジより63km、白河インターチェンジより90km

関連項目

東武鉄道
野岩鉄道
野岩鉄道会津鬼怒川線
東武鉄道夜行列車
* 会津高原

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