会田莉凡

会田莉凡（あいだ りぼん）

プロフィール

会田莉凡は、1990年7月5日生まれの日本のヴァイオリニストです。東京都出身で、現在は京都市交響楽団の特別客演コンサートマスター、札幌交響楽団のコンサートマスターという要職を兼任しています。

音楽の道へ

3歳から桐朋学園大学音楽学部附属「子供のための音楽教室」で音楽の基礎を学び始めました。5歳からはヴァイオリンを本格的に始め、岩澤麻子氏、鷲見健彰氏といった著名な指導者に師事しました。その後、桐朋女子高等学校音楽科に進学し、2013年3月には桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コース（弦楽器専攻）を修了。在学中は徳永二男氏に師事し、さらに研鑽を積みました。

小澤征爾氏との出会い

2010年には、小澤征爾氏が主宰する「若い人のための『サイトウ・キネン室内楽勉強会』」（現在の小澤国際室内楽アカデミー奥志賀）のオーディションに合格し、参加。小澤氏から直接指導を受ける貴重な機会を得て、音楽家として大きく成長しました。

オーケストラでの活躍

2011年には第16回宮崎国際音楽祭、2013年にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本（現在のセイジ・オザワ松本フェスティバル）にオーケストラメンバーとして参加し、以降も継続的に参加しています。2020年からは京都市交響楽団の特別客演コンサートマスター、2022年からは札幌交響楽団のコンサートマスターを務め、オーケストラの中心メンバーとして活躍しています。

受賞歴

会田莉凡は、数々のコンクールで輝かしい成績を収めています。

2010年：第6回ルーマニア国際コンクール弦楽器部門第1位、全部門最優秀賞も受賞。
2012年：第81回日本音楽コンクールヴァイオリン部門第1位、増沢賞、レウカディア賞、鷲見賞、黒栁賞も併せて受賞。
2015年：クァルテット奥志賀のメンバーとして、ザルツブルク＝モーツァルト室内楽コンクール第1位。

その他の活動

会田莉凡は、ソロ演奏活動のほか、室内楽奏者としても精力的に活動しています。また、自身のブログやSNSを通じて、音楽への情熱や日々の活動を発信しています。

参考文献

「ヴァイオリニストは世代を超えて」『音楽の友』2020年5月号、音楽之友社、2020年4月。
「STAGE 会田莉凡」『MOSTLY CLASSIC』2022年11月号、株式会社神戸クルーザー、日本工業新聞社、2022年9月。

外部リンク

会田 莉凡 Ribon Aida (@violibon) - X（旧Twitter）
* あいだりぼん（会田莉凡）のblog - Ameba Blog

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