住吉 (福岡市)

住吉：福岡の中洲に広がる歴史と活気あふれる街

福岡市博多区に位置する住吉は、中洲の南側に広がる魅力的なエリアです。博多川と那珂川の右岸に沿って発展し、歴史と現代が調和した独特の雰囲気を持っています。この記事では、住吉の地理、歴史、人口、交通、そして地域を彩る様々な施設について詳しくご紹介します。

1. 地理と街並み

住吉は、行政上は住吉一丁目から五丁目までで構成され、面積は約54.86ヘクタール。かつての住吉町北部にあたり、東側は祇園町と博多駅前に隣接しています。東西に伸びる住吉通りが地区の中心部を貫き、北端は国体道路に接しています。

一丁目は商業地として発展し、有名なキャナルシティ博多もここにあります。それ以外の丁目は、商業地と住宅地が混在しており、多くの集合住宅が建ち並んでいます。地区の中央部にあたる三丁目には、歴史ある住吉神社が鎮座しています。かつては住吉小学校もこのエリアにありましたが、現在は美野島小学校跡地に移転した住吉小中学校として新たなスタートを切っています。

住吉は、隣接する春吉エリアと合わせて、ゲイタウンとしても知られており、多様な文化が交差する活気ある街並みです。

2. 歴史を彩る変遷

古くは那珂郡住吉村の一部だった住吉は、明治22年（1889年）に春吉村と合併して住吉村大字住吉となりました。その後、大正11年（1922年）には福岡市に編入され、福岡市の発展に貢献してきました。戦後の昭和37年（1962年）以降の町名町界整理によって、一部地域は渡辺通りや清川などに分割されましたが、昭和44年（1969年）に残った地域が現在の住吉と美野島となりました。

3. 人口と交通の利便性

2023年2月末現在、住吉一丁目から五丁目までの人口は約8,876人です。交通の便も良く、北端には地下鉄七隈線と空港線が通っており、櫛田神社前駅、渡辺通駅、天神南駅、中洲川端駅、博多駅など主要駅へのアクセスも容易です。JR博多駅も近隣に位置し、新幹線を含む複数の路線を利用できます。

さらに、国体道路をはじめとする主要道路網や、西鉄バスの路線も整備されており、市内各地へのアクセスも良好です。

4. 教育施設、医療機関、その他の施設

住吉には、精華女子高等学校、どろんこ保育園といった教育施設、博腎会病院などの医療機関も存在します。その他、住吉神社、キャナルシティ博多、福岡市下水道局向島ポンプ場、TVQ九州放送、博多住吉郵便局など、地域社会を支える様々な施設が集まっています。

5. まとめ

住吉は、歴史と現代が融合した、多様な魅力を持つエリアです。商業施設、住宅地、教育・医療機関、そしてゲイタウンとしての側面など、様々な要素が複雑に絡み合い、活気に満ちた独特の街並みを形成しています。その歴史と変化、そして現代の姿を知ることで、住吉エリアの魅力をより深く理解することができるでしょう。

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