精華女子高等学校

精華女子高等学校について

福岡県福岡市博多区に所在する私立の女子高等学校、精華女子高等学校は、通称「精華」として地域に親しまれています。全日制課程には普通科と看護科、そして看護専攻科が設置されており、生徒一人ひとりの進路や興味に応じた多様な学びの場を提供しています。

校風と制服

精華女子高等学校の制服は、そのデザイン性の高さで知られています。2003年度に導入された冬服は、紺色を基調としたブレザースタイルで、セーラーカラーが特徴的です。ジャケットには銀色のラインが入り、左胸には学校のエンブレムが輝きます。スカートは紺色のチェック柄プリーツスカートで、中野裕通氏がデザインを手がけました。夏服および中間服は、白地のセーラー服に紺色のラインが入ったデザインで、胸元には紺色のリボンがアクセントとして添えられています。夏服は半袖、中間服は長袖で、スカートは紺一色です。2017年度には学生カバンも新しくなりました。

沿革

精華女子高等学校の歴史は、1909年に福岡市西中洲に設立された福岡高等裁縫研究所に遡ります。その後、吉田裁縫女学校、精華高等裁縫女学校、精華女学校と名称を変え、1948年の学制改革に伴い精華女子高等学校（家庭科）が設置されました。1951年には普通科が設置され、現在に至ります。2000年代には、保育福祉コース、食物調理コース、製菓コース、そして看護科・看護専攻科と、社会のニーズに応じた新しいコースが次々と開設されました。

教育課程

本校では、全日制課程において、普通科と看護科・看護専攻科が設けられています。普通科の中には、特別進学コース、進学コース、普通（ドリカム）コース、保育福祉コース、食物調理コース、製菓コースがあり、生徒は自分の興味や進路に合わせてコースを選択できます。

教育方針

精華女子高等学校は、「信仰無上 深慮勤勉 自主協同」を校訓として掲げています。これは、生徒たちが信仰を大切にし、深く考え、勤勉に努力し、自主的に行動し、互いに協力し合うことを奨励するものです。

学校行事

年間を通して、入学式、宿泊研修、遠足、体育祭、文化祭など、様々な学校行事が企画されています。これらの行事は、生徒たちの学校生活を豊かにし、クラスや学年を超えた交流の場を提供しています。

生徒会活動・部活動

精華女子高等学校には、体育部と文化部合わせて20以上の部活動があります。特に吹奏楽部は全国的に有名で、数々のコンクールで優秀な成績を収めています。バスケットボール部も県内有数の強豪として知られ、インターハイやウィンターカップに出場しています。ダンス部も全国大会の常連校であり、輝かしい実績を残しています。

体育部
バスケットボール部★
バドミントン部
バレーボール部
ソフトテニス部
卓球部
ソフトボール部★
陸上競技部
剣道同好会

文化部
家庭部
華道部
吹奏楽部★
茶道部
情報技能部
演劇部
軽音楽部
ESS
放送部
理科部
書道部
美術部
文芸部
ボランティア部
ダンス部
写真同好会

※★は特技奨学生対象部

吹奏楽部の輝かしい実績

吹奏楽部は、1978年に教師の藤重佳久氏によって創部されました。1990年には全日本吹奏楽コンクール全国大会に初出場し、1994年には金賞を初受賞。その後も数々の金賞を受賞し、全日本マーチングコンテストでは2018年まで20回連続で金賞を獲得するという偉業を成し遂げました。また、マーチングショーバンド世界大会では総合優勝を2回果たしています。定期演奏会やサマーコンサートの開催、地域イベントへの参加など、活動は多岐にわたります。2010年には上海国際博覧会パレードにも出演しました。

最寄り駅

精華女子高等学校へのアクセスは、以下の駅やバス停が便利です。

JR・福岡市交通局 博多駅
西鉄天神大牟田線 薬院駅
福岡市地下鉄七隈線 渡辺通駅
西鉄バス 住吉バス停

出身著名人

多くの卒業生が各界で活躍しており、その中には女優の床嶋佳子さん、モデル・ダンサーの中野早杜子さん、元プロ野球選手の高波文一さんの夫人である中野早杜子さん、バドミントン選手の吉冨桂子さん（2004年アテネオリンピック日本代表）、そして多数のバスケットボール選手が含まれます。

また、シンガーソングライターのYUIさんも中退ですが、本校に在籍していました。



精華女子高等学校は、生徒一人ひとりの個性と才能を伸ばし、社会で活躍できる人材を育成することを目指しています。

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