渡辺通駅

渡辺通駅について

渡辺通駅（わたなべどおりえき）は、福岡県福岡市中央区の渡辺通二丁目に位置する、福岡市地下鉄七隈線の駅です。この駅の駅番号はN15で、利用者にとって便利な移動手段となっています。駅のシンボルマークは独特で、もともと空港線と箱崎線のためにデザインされたものであり、設計者の西島伊三雄が2001年に亡くなった後、息子の西島雅幸によって完成されました。このマークのモチーフは、かつてこの地域を走っていた路面電車です。

駅識別カラーはDIC-2486（系統色名：こい黄みの赤）で、野芥駅や博多駅と共通する色合いが使われています。渡辺通駅は天神南駅によって管理されており、日本通運福岡支店が駅業務を受託している業務委託駅です。

歴史

渡辺通駅の建設に関する歴史は、1999年から始まります。設計期間は1999年5月18日から2000年1月12日までで、その実施設計は匠建築研究所が担当しました。施工は2003年3月8日から2004年7月31日まで行われ、施工者として大成建設、鉄建、竹中土木、浅沼建設工事共同企業体が関与しました。そして、2005年2月3日に開業し、開業当初から業務委託駅として運営されています。

駅構造

渡辺通駅は、渡辺通りに位置する地下駅で、島式ホームを1面、2線持っています。駅の各階の面積は、地上部分が218平方メートル、地下1階が2,885平方メートル、地下2階が2,339平方メートルです。駅内の「個性化壁」には、シルバーアルマイト加工が施されたアルミパネルが使用されており、サイズは900mm×900mmで厚さは3mmです。

利用状況

2023年度のデータによれば、渡辺通駅の1日あたりの平均乗車人員は5,052人です。開業以来の1日平均乗車人数の推移は、年々変化しており、駅の重要性や利用者数の増減が反映されています。

駅周辺の施設

渡辺通駅の周辺には、多くの便利な施設があります。1番出入口は渡辺通りの西側に位置し、九州電力本社（通称・電気ビル）、セントラルホテルフクオカ、BiVi福岡、河合塾福岡校などがあります。また、1番出入口の近くには西鉄バスの「渡辺通一丁目電気ビル共創館前」停留所があり、北行が利用可能です。

2番出入口は東側にあり、ホテルニューオータニ博多やサンセルコショッピングセンター、桜十字福岡病院などが近くにあります。この出口近くにはアパホテル〈福岡渡辺通駅前〉EXCELLENTや福岡市立春吉小学校、柳橋連合市場などもあり、賑わいを見せています。さらに、西鉄バスの「渡辺通一丁目電気ビル共創館前」停留所も南行で利用でき、周辺の交通の便を良くしています。

近隣駅

渡辺通駅の隣には、七隈線の薬院駅（N14）と天神南駅（N16）があります。これにより、福岡市内の移動がよりスムーズに行えるでしょう。

渡辺通駅は、福岡市内の交通網において重要な駅の一つであり、周辺施設の充実度や交通の利便性から、多くの人々に利用されています。

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