佐々木卓夫

佐々木卓夫（ささき たくお）は、1956年12月3日生まれの実業家です。東京都出身で、そのキャリアはトヨタ自動車から始まり、金融、製造業へと広がっています。

学歴とトヨタ自動車でのキャリア

1975年に開成高等学校を卒業後、1980年に東京大学経済学部を卒業しました。同年、トヨタ自動車工業株式会社（現在のトヨタ自動車株式会社）に入社し、社会人としての第一歩を踏み出しました。

2003年には、トヨタモーター コーポレーション オーストラリアへ出向し、海外での経験を積みました。帰国後の2006年には経理部部長に就任し、経理部門でのキャリアを重ねました。2009年には常務役員に昇進し、経営の中枢を担うようになります。2011年には一旦顧問に退きますが、同年にはトヨタファイナンシャルサービス株式会社の代表取締役社長に就任し、金融分野での手腕を発揮しました。

トヨタファイナンシャルサービス社長時代

トヨタファイナンシャルサービス社長時代には、資産運用事業の再編に取り組み、2012年にはトヨタアセットマネジメントと三井住友アセットマネジメントとの合併合意を主導しました。この合併は、金融業界における大きな再編の一つとして注目されました。2013年には、トヨタ自動車株式会社の常務役員経理本部本[[部長]]に就任し、再びトヨタ自動車本体の経営に携わることとなりました。

豊田自動織機でのキャリア

2015年、佐々木氏は豊田自動織機株式会社に専務取締役として入社し、製造業でのキャリアをスタートさせました。2016年には取締役・専務役員、2018年には代表取締役副社長に昇進し、同社の経営を支える重要な役割を担いました。

その他の活動

佐々木氏は実業界での活躍に加え、スポーツ振興にも尽力しています。2021年には中部実業団陸上競技連盟会長に就任し、同年のユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社の取締役、そして日本実業団陸上競技連合の副会長にも就任しました。さらに2022年には、アイチコーポレーション株式会社の取締役にも就任しています。これらの役職から、佐々木氏が多岐にわたる分野で活躍していることがわかります。

佐々木卓夫氏は、トヨタ自動車での経験を基盤に、金融、製造業、スポーツ振興など、幅広い分野でその手腕を発揮している実業家であり、その多才な活動は今後も注目されることでしょう。

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