佐々木政憲

佐々木政憲（ささき まさのり、1947年 - ）は、日本の経済学者であり、経済学史および理論経済学を専門としています。名古屋大学で経済学博士の学位を取得後、稚内北星学園大学において第2代学長、さらに理事長を兼任しました。

経歴

1970年、弘前大学人文学部経済学科を卒業。
1976年、名古屋大学大学院経済学研究科経済学専攻修士課程を修了。
1979年、名古屋大学大学院経済学研究科経済学専攻博士課程を退学。
1980年、京都大学経済学部研修員。
1986年、国士舘大学政経学部講師に就任。
2000年、稚内北星学園大学情報メディア学部教授に就任。
2006年から2007年10月まで、稚内北星学園大学図書館長、地域共同生涯学習センター所長を兼任。
2007年から2015年11月まで、稚内北星学園大学学長を務めました。

研究分野と業績

佐々木政憲の研究は、経済学史、理論経済学を基盤としつつ、市民社会論、情報メディア論など、多岐にわたる分野に及んでいます。特に、市民社会における自律と連帯、オルタナティブな社会の可能性、情報メディアと社会の関係性などについて、独自の視点から考察を展開しています。著書や論文を通じて、現代社会における経済のあり方や、市民の役割について問題提起を行っています。

主な著書

単著
『裸になったサラリーマン-自律と連帯の市民的公共空間の創造』（現代企画室、1997年）
『オルタナティブ・ソサエティ』（現代企画室、2003年）
共著
『経済原論-市民社会の経済学批判』（青林書院新社、1983年）
『復権する市民社会論』（日本評論社、1998年）
『情報メディア論』（分担執筆、八千代出版、2000年）
『市民の社会経済学』（八千代出版、2007年）
* 平田清明遺稿集編集委員会編『平田清明/市民社会に生きる』（分担執筆、晃洋書房、2007年）

これらの著書からもわかるように、佐々木政憲は、経済学の研究者としてだけでなく、社会のあり方や人間の生き方についても深く考察し、その成果を広く社会に発信してきました。

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