佐世保證券

佐世保証券株式会社は、かつて長崎県佐世保市に本社を構えていた地域密着型の証券会社でした。長崎県内の諫早市佐賀県内の武雄市唐津市にも営業所を展開し、長崎県北部と佐賀県西部を主な営業エリアとして活動していました。

2010年8月25日、佐世保証券はいちよし証券との合併について基本合意に至りました。そして、2011年1月4日には、いちよし証券に吸収合併される形でその歴史に幕を閉じました。この合併により、佐世保証券の本店と各営業所は、いちよし証券の支店として新たにスタートを切りました。具体的には、佐世保支店、諫早支店、武雄支店、唐津支店として、いちよし証券のネットワークに組み込まれました。

また、同日には飯田証券もいちよし証券に吸収合併されたため、旧飯田証券の店舗を含めると、計7支店が同時に開設されることとなりました。これにより、いちよし証券は事業規模を大きく拡大させました。

2022年10月には、いちよし証券の店舗戦略に大きな変化がありました。佐世保、諫早、唐津の3支店が、福岡支店に統合されることになったのです。これに伴い、各支店はプラネットプラザ佐世保、プラネットプラザ諫早、プラネットプラザ唐津と名称を改めました。さらに、旧武雄支店の統合以来、約10年ぶりに武雄市に再出店を果たし、プラネットプラザ武雄が新たにオープンしました。この再編により、いちよし証券の長崎・佐賀エリアにおける営業体制は、かつての佐世保証券が築いていた営業エリアとほぼ同じ範囲に戻ることとなりました。

佐世保証券は、地域に根ざした証券会社として、地元経済の発展に貢献していましたが、いちよし証券との合併によって、その歴史に幕を閉じました。しかし、その営業エリアは、いちよし証券によって受け継がれ、形を変えながらもその地域への貢献を続けています。

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