佐礼谷村

佐礼谷(されだにむら)



佐礼谷は、1955年まで愛媛県伊予郡に存在したで、現在の伊予市の南東部にあたる地域です。

地理



現在の伊予市の南東部に位置する農山地帯です。中山川の上流域に位置し、東には障子山、階上山、南には秦皇山がそびえています。国道56号の犬寄峠(現在は犬寄トンネル)から東に入った一帯が佐礼谷でした。1921年の記録では、人口は2186人でした。

隣接する地域は、北は南山崎、東と南は旧中山町、西は旧中山町および上灘でした。

地域



藩政期からのである佐礼谷が、そのまま明治期に佐礼谷となりました。1955年2月には中山町と合併し(新設合併)、中山町の大字の一つとなりました。1958年には平岡地区が伊予市(旧)に編入されています。現在の地名表記は「伊予市中山町佐礼谷」となっています。

歴史



藩政期



佐礼谷は大洲藩に属していました。

明治以降



佐礼谷は藩政期からの名を受け継ぎました。明治時代初期には浮穴郡に属し、明治11年からは下浮穴郡に属しました。

1886年(明治19年):小学校が開校。
1889年(明治22年)12月15日:町制施行により、佐礼谷が成立。
1897年(明治30年)4月1日:伊予郡に属する。
1947年(昭和22年):中学校が開校。
1955年(昭和30年)2月1日:中山町との合併により中山町となりました。

佐礼谷の系譜は以下の通りです。


佐礼谷 ━━━ 佐礼谷   ━━┓ (昭和30年2月1日合併)
                ┃━━ 中山町 
        中山町  ━━━━┛


産業



米、大豆、雑穀、薪、木材などが主な産物でした。

行政



役場は大字佐礼谷に置かれていました。平成の合併を経て伊予市に移行した後も、支所が置かれています。支所の所在地は、伊予市中山町佐礼谷甲816番地1です。

教育



小学校:佐礼谷小学校 - 1886年(明治19年)に開校。中山町立を経て、現在は伊予市立佐礼谷小学校となっています。
中学校:佐礼谷中学校 - 1947年(昭和22年)に立として開校。中山町立となり、1997年(平成9年)に中山町立中山中学校へ統合されました(現在は伊予市立中山中学校)。

関連項目



愛媛県の廃止市町一覧

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。