佐藤信長

佐藤信長：バスケットボール界のレジェンド

佐藤信長（さとう のぶなが）は、1970年7月29日生まれ、東京都東久留米市出身の元プロバスケットボール選手であり、指導者としてもその手腕を発揮した人物です。現役時代はポイントガードとして、パナソニックトライアンズ（旧松下電器）などで活躍しました。

生い立ちとバスケットボールとの出会い

中学校時代にバスケットボールの名門、能代に移り、バスケットボールを始めました。能代工業高校に進学すると、その才能は開花し、全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会（ウィンターカップ）で連覇を経験。高校バスケ界でその名を轟かせました。

プロ選手としてのキャリア

明治大学卒業後、1993年に住友金属に入社し、プロの道を歩み始めます。1998年に住友金属のバスケットボール部が休部となったため、アイシン精機へ移籍。アイシン精機では、スーパーリーグや全日本総合バスケットボール選手権大会（オールジャパン）での優勝に貢献し、チームの中心選手として活躍しました。

2005年には、スーパーリーグに新規参入する福岡レッドファルコンズへ移籍しますが、チームはシーズン半ばで解散。その後、松下電器へ移籍し、再びトップリーグでプレーしました。2008年3月に現役を引退。

指導者としての挑戦

現役引退後の2008年4月、母校である能代工業高校の監督に就任。指導者として新たなキャリアをスタートさせます。2015年3月、秋田県教員を退職し、能代工業高校の監督を退任。同年より、当時TKbjリーグに所属していた青森ワッツのヘッドコーチに就任しました。2015-16シーズンはイースタンカンファレンス8位でプレイオフに進出。Bリーグが発足した翌シーズン以降も青森ワッツでヘッドコーチを務めましたが、2017-18シーズン途中の2月26日に退任しました。

ノンフィクション作品『ファイブ』

スポーツライター小松成美氏によるノンフィクション作品『ファイブ- 夢をかなえた男たち』では、能代工業バスケットボール部黄金世代の一人として、佐藤信長が主要登場人物として描かれています。

プレイスタイルと評価

現役時代のポジションはポイントガード。冷静なゲームコントロールと正確なパスでチームを牽引するプレースタイルが特徴でした。また、高いバスケットボールIQを持ち、戦術理解度も高く、チームに欠かせない存在でした。指導者としても、選手の育成に力を入れ、多くのプロ選手を輩出しています。

経歴

プレイヤー
能代工業 - 明治大学 - 住友金属(1993年〜1998年) - アイシン精機(1998年〜2005年) - 福岡レッドファルコンズ(2005年〜2006年) - 松下電器(2006年〜2008年)
監督
能代工業（2008年〜2015年）
* 青森ワッツ（2015年〜2018年）

まとめ

佐藤信長は、選手として、指導者として、日本のバスケットボール界に大きな足跡を残しました。彼の情熱とリーダーシップは、多くの人々に影響を与え、バスケットボール界の発展に貢献しています。

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