青森ワッツ

青森ワッツ：青森県初のプロバスケットボールチーム

青森ワッツは、青森県青森市をホームタウンとするプロバスケットボールチームです。「ワッツ」というチーム名は、青森県の方言で熱い時や力強い様子を表す言葉に由来します。2012年に創設され、現在はB2リーグの東地区に所属し、地域に根ざした活動を展開しています。

チーム概要

運営は青森スポーツクリエーション株式会社が行っています。試合を盛り上げるチアダンスチーム「Blue Rings」は、青い情熱と和を広げるという意味が込められており、ホームゲームでのパフォーマンスやイベント出演、地域貢献活動など、多岐にわたる活動を行っています。

アルコール販売解禁の背景

青森県にはワッツ以前にプロスポーツチームが存在しなかったため、試合会場でのアルコール販売の前例がありませんでした。しかし、2013年12月21日の試合からアルコール販売が解禁され、観戦の娯楽性が高まりました。

歴史

bjリーグ参入の道のり

チーム設立前、光星学院の関係者が中心となり、八戸市を本拠地とするチームでbjリーグへの参入を目指していました。しかし、スポンサー獲得に失敗し、参入は一度延期となります。その後、青森銀行出身の下山保則氏らのグループが、青森県全域を本拠地とするチーム作りを目指し、資金確保に成功。2012年7月、bjリーグへの参入が決定しました。チーム名、ロゴ、マスコットキャラクターは一般公募され、「ワッツ」という名前とリスをモチーフにしたマスコット「クイッキー・デッチ」が誕生しました。

B.LEAGUEでの戦い

2016年、bjリーグとNBLが統合しBリーグが発足。青森ワッツはB2リーグ東地区に所属となりました。初代ヘッドコーチには棟方公寿氏が就任し、その後も佐藤信長氏、北谷稔行氏、堀田剛司氏とヘッドコーチが交代。2022年からは高原純平氏が指揮を執り、チームは新たなスタートを切りました。

2023年夏には経営参画があったものの、2024年には破産手続き開始決定を受け、チーム解散の危機に瀕しました。しかし、新たなオーナー企業の参画により債務超過が解消され、B2ライセンスが交付。チームは存続することとなりました。

成績

Bリーグでは、B2リーグ東地区で苦戦が続いていますが、2022-23シーズンにはワイルドカードで初のプレーオフ進出を果たしました。

歴代ヘッドコーチ

棟方公寿 (2013-2015)
佐藤信長 (2015-2018.2)
北谷稔行 (2018.2-2021)
堀田剛司 (2021-2021.12)
竹内峻 (代行、2021.12-2022.2)
フェルナンド・カレロ・ヒル（2022.2-2022）
高原純平（2022-2024.2）
大島洋介 (2024.2-)

ユニフォーム

ユニフォームは、時代とともにサプライヤーが変更されています。2023-24シーズンはSPALDINGがサプライヤーを務め、多くのスポンサーロゴが掲出されています。

ホームアリーナ

青森ワッツは、青森県内の様々な会場でホームゲームを開催しています。主な会場は以下の通りです。

マエダアリーナ
八戸市東体育館

マスコット：クイッキー・デッチ

リスをモチーフにしたマスコットキャラクター「クイッキー・デッチ」は、チームの顔として親しまれています。青森県内の名所を紹介するコーナーも担当し、地域密着の活動をアピールしています。

青森ワッツは、地域に根ざしたプロバスケットボールチームとして、これからも青森県民に夢と感動を与え続けてくれるでしょう。

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