佐藤塾

王道流空手道 佐藤塾の概要

佐藤塾は東京都立川市に位置する空手道場で、正式名称は「王道流 空手道 佐藤塾」として知られています。この道場は1977年に設立され、創設者は極真会館の第1回オープントーナメント全世界空手道選手権大会での優勝者である佐藤勝昭です。佐藤塾は空手の技術を深める場所として、多くの門下生に支持されています。

初期の活動と選手権大会

設立当初の佐藤塾は、他の流派との競技に力を入れており、極真会館や正道会館、士道館が主催する選手権大会にも多くの選手を送り出してきました。特に、極真第2回全世界選手権大会に出場した原田裕次選手の功績が知られています。

1985年からは、青少年に対する身体的な影響を考慮し、当時使用されていた下段回し蹴り（ローキック）を少なくすることを目的とした独自の組手試合ルールを制定しました。このルールに基づいて開催される「POINT&K.O.全日本選手権」は、佐藤塾の重要なイベントとなっています。

NPO法人の設立と競技の透明性

2005年には、空手界全体に利益をもたらすことを目指し、NPO法人「空手道POINT&K.O.ルール協会」が設立されました。この協会は大会の主催と審判を担当し、他流派の選手に対しても公平性を提供することに努めています。また、佐藤塾とは異なる団体として活動し、他の道場や選手も参加可能な制度を取り入れることで、オープンな運営を実現しています。

POINT&K.O.全日本選手権

毎年春には「POINT&K.O.全日本選手権」が開催されており、2002年には第1回の「POINT&K.O.国際空手道選手権大会」が行われました。この大会は4年ごとに開催され、国際的な舞台における空手の発展にも寄与しています。

試合では、フルコンタクト空手のルールに基づいており、特に中段や上段への攻撃については厳密に評価されます。具体的には、正確なヒットや無防備な部位への攻撃がポイントとされ、試合展開が多彩になります。顔面への手技による打撃は反則とされているものの、牽制による攻撃は認められています。連続するローキックの使用については減点対象となりますが、コンビネーションとしての使用は許可されています。

組織体制

現在の体制では、佐藤勝昭が宗師として指導を行い、塾長には佐藤徳昭が、事務局長には佐藤美香が就任しています。これにより、道場の運営が円滑に行われ、未来の空手家たちの育成に寄与しています。

関連項目と外部リンク

佐藤塾はフルコンタクト空手の一環としても知られており、他にはアデミール・ダ・コスタや大西健太郎なども関連した選手として名が挙がります。詳細な情報については、関連する公式サイトや団体の情報も参照してください。

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